(ウィキペディア引用)
当ブログにお越し頂き、ありがとうございます。
今日は、代替肉について書いてみたいと思います。
代替肉とは?
代替肉とは動物を屑殺・食肉処理した通常の肉ではなく、
大豆など植物性原料を使い肉の味や食感を再現して作られた、
肉の代わりとなる植物ベースの食品です。
フェイクミート、大豆ミート、大豆肉、ソイミート、疑似肉、
植物性タンパク、アナログミートなどとも呼ばれ、
日本でも2019年頃から広がりを見せています。
2020年時点で代替肉は割高となっていますが、市場が拡大するにつれて
価格は安くなることが予想されいます。
コストは2024年までには少なくとも一つの代替肉製品は、
肉と同等の値段、あるいはそれよりも安く販売すると約束しています。
また未来の肉でも動物の飼育を伴わない培養肉(人口肉)の
開発も進んでおり、世界人口の増加や畜産に伴う環境負荷、
動物論理などの解決策として注目されています。
(ウィキペディア引用)
代替肉の必要性
世界の人口増加と食肉の消費
2050年には世界の人口は100臆に達すると言われています。
FAO(国連食糧農業機関)は人間の食のために年3000臆もの動物が
消費されていることになると・・・
これらの大量の家畜を飼育するために、
地球上の住居可能な土地の約40%が家畜産業に使われており、
森林破壊、温室効果ガス排出、水質資源の大量消費など
環境破壊の主要原因となっています。
2019年12月、科学者たちは、畜産業がこのまま拡大し続けるならば、
2030年には気温が1.5度上昇するのに必要な二酸化炭素の48%を
畜産が排出することんあると述べ、畜産業はこれ以上畜産生産を
増やさないというピーク点を設定すべきと表明しました。
今後増加する人口のタンパク質需要を満たすためには
タンパク質システムの変革が必要だろうと言っています。
(ウィキペディア引用)
家畜を育てるために多くの土地や餌が必要です。
水もたくさん使いますし、
そして家畜の糞の処理などにも多くのコストがかかります。
また、牛が出すゲップには多量のメタンが含まれるため、
多くの二酸化炭素が排出されます。
これらの理由から、畜産がかける地球環境への負荷は
とても大きいと言えます。
代替肉の歴史
代替肉の歴史は古く、もともとは中国の古代王朝(段)の時代にも、
祈祷や祭ひの前に肉食を断つ文化あったと記載されています。
紀元後、インドで生まれた仏教が中国に伝わり、採食が定着しています。
中国だけでなく、中央アジアや南米の文化でも
神々への祈りを捧げる時に、肉食を断つ文化がみられます。
大豆の加工方法が開発されることにより、
石臼を使い、油をしぼったり、粉末にすることにより、
保存方法もまし、料理の幅も劇的に広がりました。
日本に渡来
中国での仏教は、儒教や道教の影響をうけ日本に渡って来ました。
その時、精進料理(修行用の料理)として日本に伝わったとされています。
その後仏教に影響された武士や貴族などから徐々に採食主義が広がり、
鎌倉期の仏教が民衆の宗教になると、一気に日本に広がっていきました。
この時期に 大豆による精進料理や、肉を食べない代わりの
タンパク質の摂取方法として、
大豆やおから、湯葉、荒野豆腐などの文化が花開きました。
(大豆メイツ引用)
米国ソイフードの歴史
アメリカでは植物性食品の消費が急増しています。
菜食主義者、ビーガン食主義者に加え、
「フレキシタリアン」と呼ばれる人達が増え、
脱肉依存ムーブメントの中心になっているためです。
フリキシタリアンとは
フリキシブル(柔軟性)とベジタリアン(菜食主義)を
組み合わせた言葉で、環境意識が高く、肉や魚は極力少なく食べ、
野菜中心のバランス良い食生活を送る人たちのことです。
「ウェルビーイング」(心身健康で社会に貢献した生き方)が
トレンドになっているサンフランシスコ周辺では、
特にこの傾向が強いようです。 (GLOBE+引用)
インポッシブルフーズとビヨンドミート
脱肉依存ムーブメントの牽引役になっているのは、
いち早く植物由来の代替肉を開発したスタートアップ
「インポッシャブルフーズ」と「ビヨンドミート」です。
両者共、年々悪化する気候変動の改善をミッションに掲げ、
「工業的畜産」ビジネスの危険性に警鐘を鳴らしています。
両社はエンドウ豆や大豆を原料に、肉と同じ風味を再現しつつ、
肉の栄養価はそのままに保った「フェイクミート」を完成させ、
往年の肉好きをも脱帽させています。
創業者は思想家のインポッシブルフーズ
インポッシブルフーズの創立者、パトリック・ブラウン氏は2011年、
60歳を前に、まだ当時話題になっていなかった
「植物由来代替肉」を掲げ企業しました。
ブラウン氏は、スタンフォード大学で生物名誉教授として長年勤めていました。
これまで生物学学者、研究者として数々の賞を受賞し、輝かしい経歴を持つ。
約束されていたリッチな老後生活や安定した生活を蹴って、
『自分には果たすべき使命がある』とリスクを伴う
スタートアップ企業を立ち上げました。
残りの人生を掛けてのポリシーは一つだけ。
「気候変動から地球を守りたい」ということでした。
ブラウン氏が目標とするのは、「工業的畜産」の根絶です。
市場戦略重視のビヨンドミート
ロサンゼルスに本社を置く「ビヨンドミート」は2009年、
再生エネルギーエンジニアとして従事していた
イーサン・ブラウン氏が企業しました。
同社は2019年5月に株式を上場し、
初日に時価総額38臆ドル(約4000臆円)を付けるなどして、
世界的なシェアを国内外に広めています。 (GLOBE+引用)
中国での代替肉ブーム
中国国内のスターバックスやKFCなどの外資系ファストフードは
すでに2020年春から代替肉を使用した商品が開発され、
スーパーの店頭にも植物肉がが並びます。
代替肉グローバル企業は、今後消費を見越して
中国現地での生産体制を整備し、
中国版スタートアップも続々と誕生しています。
3月24日、マクドナルド・チャイナは公式サイトを通じ、
上海、広州、深センで植物肉を使用したモーニングセットを
販売することを発表しました。
昨年から中国国内のKFCやスターバックス、中国系の飲食チェーンでは
植物肉製のバーガーや肉料理がすでに販売されており、
今回の発表でファーストフードチェーンでの代替肉販売が網羅され、
定着を印象付けました。
ビヨンド・ミートは2020年11月に中国浙江省での工場建設を発表。
ビル・ゲイツや季嘉誠、グーグルが投資するインポッシブル・フーズも
シンガポールと香港での販売に続き、中国大陸での製造に向けて
サプライチェーンの整備を進めていると、報道されています。
2019年以降、代替肉のスタートアップ企業が、
先を争うようにいくつも誕生しています。
代替肉のブームについて中国紙「環球時報」や英「ガーディアン」紙は、
中国の植物肉市場規模が61臆元にのぼり、
毎年20%の勢いで増加する見込みだと伝えています。
その背景には、肉類の消費が増え続けている市民に
政府から示された食生活の指南には、
肉類の消費を50%減らすように呼びかけています。
中国圏ではもともと植物肉の存在は珍しいことはありません。
素食を謳ったレストランも多く、
スーパーや市場の「素肉」コーナーは充実しています。
若い世代を中心に消費者の関心は高まっています。
(COURRiER引用)
最後に
世界は今後の地球温暖化や人口増加に伴い、
食料不足になると言われています。
必要ななタンパク源の摂取方法として、
今までの日本は肉や魚 で摂取していました。
豆腐や豆類も摂取していましたが近い将来、
植物性のタンパク質として、より多く摂取することに
なるのかもしれませんね。
動物性の脂質は多く取り過ぎることは、
様々な病気にも繋がります。
タンパク質の不足の補い方として、以前こんな記事を書いていますが、
昆虫からとるということも、徐々に増えると思っています。
本物の肉類は、お祝いの時やお客様が来た時や贅沢したい時などに
食することにして、普段は代替肉が当たり前、
何て時代が来るのかも知れませんね。笑
ニュースでは代替肉でから揚げを出しているお店を紹介していましたが、
見かけも見分けがつかない程で、味も遜色ないようです。
代替肉を扱う企業も、今後もっと増えてくるでしょう・・・
今後の使い方のバリエーションの広がりが楽しみです。
貴重な時間を使って頂き、ありがとうございました。