ゲラチーの気まぐれ雑記

日々自分が思っていたことや考えたことを記録する日記

日本の代替肉企業と商品

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当ブログにお越し頂き、ありがとうございます。

 

今日の記事は、前回の記事「代替肉とは」の中に書いていたのですが、

あまりにも文字数が多くなり、2記事に分けました。

 

このブログは、自分の勉強のためのブログという部分もあって、

自分が興味や関心を持ったこと書いているうちに疑問が湧き、

調べて書いているうちに、ドンドン文字数が増えることがよくあります。

 

なぜ、代替肉が必要なのかは前回の記事で書きましたが、

これからの企業戦略としては、地球温暖化の対策をしたり、

SDGsに取り組んだりと、

社会に貢献することや取り組も大事になるかと思います。

 

そういう意味で、代替肉の商品を扱うことは、

企業としてイメージアップができると思います。

 

今回はそんな企業のことや、商品の紹介を書いてみました。

 

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  日本の代替肉企業

 

代替肉をつくる企業は、増えています。

ニュースでは、米久も参入したことを見ました。

 

ソーセージなどの食品をつくっている企業は、

参入しやすいのかも知れません。 

 

    ネクストミーツ

 

Veg techのインデックスリストとして、

21社のグローバル企業を紹介しており、唯一日本の代替肉ブランドある

ネクストミーツが抜粋されています。

 

「地球を終わらせない」を理念として掲げ、地球を守り、

人類を食料危機から救うべく、

代替肉の分野で事業展開を行うベンチャー企業です。

 

代替肉製品として、「ネクストバーガー」を始め、

世界初の焼肉フェイクミート「ネクスト焼肉シリーズ」、

植物肉で作った牛丼「ネクスト牛丼」をリリース。

 

がっちりマンデーなどのテレビ番組で話題となり、

若い層を中心にファンが急増しています。

 

昨年12月に総合商社の豊田通商とパートナーシップの基本合意を

発表しています。

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     日本ハム

 

日本ハム株式会社は、2020年3月1日より、

植物由来の原料を使用したシンシリーズ『NatuMeat(ナチュミート)』を

発売しました。

 

ハムタイプ、ソーセージタイプ、ハンバーグ、

キーマカレー、ミートボールの5品を新発売しました。

 

本商品はお肉の代わりに大豆やこんにゃくなど植物由来の原料を使用し、

お肉の食感・風味を再現しています。

 

     大塚食品

 

大塚食品大豆ミートの「ゼロミート」を発売したのは2018年11月です。

 

現在ではハンバーグ2品とソーセージタイプ、ハムタイプと

幅広いラインナップで展開しています。

 

2020年9月には、東京・青山の人気レストラン「The Bum」と

コラボメニューの提供を開始しました。

 

好評を博したことから、11月にはメニューを一新しました。

 

高級店でのブランドイメージを醸成していくことも含め、

外食ルートは今後も広げていきます。

 

家庭用では、「ゼロミート」ブランドを前面に押し出したメニューで、

スーパーの弁当や総菜の展開も視野にいれています。

 

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        その他の企業

 

三井物産はビヨンドミートに出資していますが、

大塚ホールディングスとも共同開発しています。

 

丸大食品

丸大食品は、2017年から大豆ミート商品「大豆ライフシリーズ」を

展開しています。

 

2020年には「ナゲット」「からあげ」「スパイシースティック」など

18商品を新発売しました。

 

不二製油グループ

 

不二製油グループは、

大豆でできた人工肉である大豆ミートを製造していますが、

2020年7月に新工場を稼働させ、生産能力を年9000トンから

倍増させます。

 

2021年4月にオランダの代替肉ファンドに出資し、海外展開を加速します。

 

森永製菓

 

森永製菓は、大豆と玄米からできた人口肉である「ZNE MEAT」を

消費者と業務用で展開する。

 

プリマハム

 

プリマハムは、2021年3月に

「tryVeggie(トライベジ)」シリーズで参入します。

 

伊藤ハム

伊藤ハムは、大豆ミートを原料とした植物肉で業務用にも進出します。

 

日本の代替肉市場は、2013年の151臆円から2023年に336臆円に

拡大するという試算もあります。   (アセットライフ株式情報引用)

 

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  代替肉のハンバーガ

 

  モスバーガー「グリーンバーガー」

 

ファーストフード各社の中で、

最も早くから代替肉の商品を展開してきたのが、モスバーガーです。

 

同社は、大豆由来の植物性タンパク質を原料とした

ソイパティを使用した「ソイ野菜バーガー」を2015年から販売しており、

2020年3月から新たなシリーズとして

「グリーンバーガー」の販売を開始しました。

 

同じ野菜をふんだんに使った「モス野菜バーガー」が380円なのに対し

「グリーンバーガー」は、200円高い税込み591円になっています。

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フレッシュネスバーガー「THE GOOD BURGER」

 

2020年に代替肉商品を始めたのが、外食大手のコロワイドが展開する

フレッシュネスバーガーです。

 

フレッシュネスバーガーは2020年8月、大豆パティを使用した

「THE GOOD BURGER(ザ・グッドバーガー)」480円を

一部店舗で販売を開始。

 

10月には全店での提供が開始され、11月にはシリーズ第2段となる

「THE GooD BUR(アボカド)」550円も販売されました。

 

フレッシュネスが使用する大豆パティは、

熊本県に拠点を置くDAIZ(ダイズ)社製のものと公表しています。

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  ロッテリア「ソイ野菜バーガー」

 

ロッテリアも2019年から大豆パテを使用した代替肉バーガーを

販売しています。

 

当初はモーニング限定の販売だったものが、

2020年7月にレギュラーメニュー化しました。

 

ソイ野菜バーガーは単品で税込み407円です。

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バーガーキング「プラントベースワッパー」

 

米国に拠点を置くバーガーキングは、2020年12月、

大豆パテを使用した「プラントベースワッパー」の発売を

日本で開始しました。

 

バーガーキングは、早い時期から大手代替肉のメーカーの

インポッシブル・フーズと提携しており、

欧州やニュージーランド、フィリピンなどでも

代替肉の提供を始めています。

 

価格は単品で590円と、通常のワッパー490円よりも100円高い価格設定に

なっていますが、これまでの代替肉の中では、圧倒的に大判です。

 

パテは、海外の一部メディアでは、

豪州の代替肉メーカー・v2food社のパテだと報じられています。

                (週刊エシカルフードニュース引用)

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            最後に

記事を書いていて、思った以上に代替肉を扱っている企業が多いことは、

予想外でした。

 

一般のお店でも代替肉を使った料理を、出すお店が増えて来ています。

 

ニュースでは、ラーメン屋さんとから揚げを出すお店を

紹介していました。

 

動物性の脂質を摂り過ぎないためにも、

時々代替肉に変えてみるのもよいかと思います。

 

代替肉に使われているのは、大豆が多いのですが、

アメリカとブラジルは2大生産国です。

 

それぞれの国内で食用として使われているのは、1割もありません。

 

海外では油脂やバイオディーゼル燃料、家畜の飼料など、

食用以外の用途でほとんど消費されます。

 

対して日本ではその3割が食用になります。

 

日本の大豆の輸入国は、アメリカ、ブラジル、カナダ、中国と

なっています。

 

日本人は古来より豆腐や納豆、みそ、醤油などの

食文化を育んできました。

 

日本の大豆の平成29年の自給率は7%です。

 

ただし、サラダ油などの原料となる油糧用を除いて食品用に限りますと、

自給率は25%になります。

 

大豆は今後もっと、自給率が増えて欲しい農作物の一つです。

 

貴重な時間を使って頂き、ありがとうございました。

 

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