ゲラチーの気まぐれ雑記

日々自分が思っていたことや考えたことを記録する日記

今更聞けないNATOって何?

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当ブログにお越し頂き、ありがとうございます。

 

最近はオミクロン株が猛威をふるっていますが、

自民党の総務会長の福田達夫氏が、データを収集、

分析した結果、オミクロン株のピークは2月5頃だと

言われておられました。

 

デルタ株の収束も当てはまったということで、

自信がおありのようなので、

2月5日を過ぎると収束に向かうなら、

目安になりますし、なにより嬉しいです。

 

今回もデータ通りにいくのか?見極めたいと思います。

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「聞くは一時の恥、聞かぬは一生の恥」という

ことわざがあります。

 

知らないことは、知らないままにしないで、

知識を積みかさねていきたいと思っています。

 

最近のニュースでロシアがウクライナに侵攻するでは?

というニュースでいつも出てくるのが「NATO」ですが、

おバカなゲラチーは「え~とNATOってなんだったけ?」

となってしまいました・・・

 

今回は、「NATO」についてとロシアのウクライナ侵攻について

書いてみました。

 

1,NATOって何?

2,ロシアはウクライナに侵攻するのか?

 

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    NATOって何?

North Atlantic Treaty Organization」の頭文字をとった「NATO」。

日本語で「北大西洋条約機構」と言います。

 

冷戦のさなかに創設されたNATOは、冷戦が終結した後も

その規模を拡大し続けてきました。

 

創設の母体となったのは、1948年にイギリス、フランス、

ベルギー、オランダ、ルセンブルクが結んだ

ブリュッセル条約」に基づく軍事機構です。

 

その後東西冷戦が激化したことに伴い、アメリカやカナダなど

北米諸国も参加して拡大しました。

 

1949年4月4日に「北大西洋条約」が締結され、

NATOが創設されました。

 

当初の加盟国は12ケ国で、その目的は

共産主義国の脅威に対抗して軍事同盟を結ぶことです。

 

そのため加盟国は、地域ごとにNATO軍を結成し、

ソ連を仮想敵として集団防衛の備えを整えていきます。

 

一方でソ連を中心とする共産圏も、対抗して1955年に

ワルシャワ条約機構」を設立し、

以降、長らく対立が続くことになりました。

 

しかし、1949年に行われた「マルタ会談」の結果、

冷戦は解消しました。

 

NATOの役割も大きく変わることになります。

 

共産主義国に対抗した軍事同盟から、

周辺地域の紛争仰止や危機管理、

対テロ対策を実施する枠組みへ変化していきました。

 

その過程でNATOは、

旧共産圏の東欧諸国やポーランドの加盟を認め、

2020年の時点で加盟国は30ケ国に増えています。

 

さらに日本などの非加盟国とも協力関係を築き、

世界規模で安全保障を確立するために活動範囲を拡大しました。

 

このように創設以来加盟国の安全を追求し、

それを達成してきたNATOは、

「世界で最も成功した同盟」と賞されることもあります。

 

しかし近年では、ロシアが国力を回復させて

NATOの東欧への拡大に反発。

 

ウクライナ問題」をはじめ、

NATOとロシアの対立が再燃しています。

 

第二次世界大戦終結後、ドイツが復興を遂げ、

再び対立することが懸念されていました。

 

ドイツについては、

対抗するのではなくNATOの枠組みに取り込むことで、

脅威を取り除くという対策がとられました。

 

その結果、1955年に西ドイツ(ドイツ連保共和国)が

加盟しています。

 

加盟国

アメリカ   1949年   トルコ   1952年

イギリス   1949年   ギリシャ  1952年

フランス   1949年   ドイツ   1955年

ノルウェー  1949年   スペイン  1982年

ポルトガル  1949年   ポーランド 1999年

デンマーク  1949年   チェコ   1999年

ベルギー   1949年   ハンガリー 1999年 

カナダ    1949年   ブルガリア  2004年            

アイスランド 1949年   スロバキア  2004年

イタリア   1945年   スロベニア  2004年

ルクセンブルク1949年   ルーマニア  2004年

オランダ   1949年   リトアニア  2004年

             エストニア   2004年

             ラトビア    2004年

             クロアチア   2009年

             アルバニア   2009年

             モンテネグロ  2017年

             北マケドニア  2020年

 

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     NATOと日本の関係

 

NATOが対象としている北大西洋と日本は

地理的に隔絶していて、設立当時、

直接な協力関係は構築されていませんでした。

 

しかし冷戦が終結し、

NATOの役割が周辺地域の紛争抑止や危機管理、

対テロ対策に変わっていくと、NATOは地域外の国と

関係強化に取り組むようになります。

 

こうした状況のもと、日本とNATOの接近は1990年代から

進められてきました。

 

2001年に起こった

アフガニスタン紛争」や「ソマリア海賊問題」

などで緊密な協力体制を示しています。

 

さらに2018年には、

ベルギーのブリュッセルにある日本大使館内に

NATO日本政府代表部が設置されました。

 

日本との関係はより一層強くなり、

北朝鮮への国際的な包囲網の強化につながることが

期待されています。

 

一方でNATOはロシアとの対立が再燃していて、

これが日露関係に影響を及ぼすことに懸念する声も

挙がっています。

                 (ホンシェルジュ引用)

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  ロシアはウクライナに侵攻するのか?

 

   ロシアとウクライナの関係

30年前までロシアもウクライナソビエト連邦という国を

構成する15の共和国の1つでした。

 

とりわけロシアと国境を接するウクライナ東部は

16世紀からロシアの影響下にあり、

ロシア語を話す住民が多く暮らしています。

 

ウクライナ東部とは民族や宗教も同じで、

歴史的なつながりが深いことから、

ロシアは30年前のソビエト崩壊後も

ウクライナを兄弟国として特別な存在だと考えてきました。

 

一方、ウクライナ西部は

かつてオーストリア・ハンガリー帝国に帰属し、

宗教もカトリックの影響が残っていて、

ロシアからの独立志向も強く、

同じ国でも東西はまるで分断されているようでした。

 

プーチン政権はこうした状況を利用して

東部のロシア系住民を通じて、

その影響力を及ぼそうとしてきたのです。

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ロシアはどうしてウクライナ

         こだわるのか?

 

それを知るカギは、30年前のソビエト連邦崩壊という

歴史的な出来事に伴う「NATO」=北大西洋条約機構

東方拡大にあります。

 

冷戦が終結し、

ソビエト連邦が破壊するとチェコポーランドなど

かつての東側陣営が次々にNATOに加盟していきました。

 

さらに、旧ソビエトのバルト3国までもが

NATO陣営に加わりました。

 

プーチン政権は、

国防上の防衛線がどんどん迫ってきているとして

脅威を感じているのです。

 

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ウクライナはロシアにとってレッドライン

 

ソビエト連邦時代のうちジョージアモルドバなどで

欧米寄りの政権が誕生し、

NATOにも接近する姿勢を示しています。

 

また、「ロシアの裏庭」とも呼ばれた資源が豊かな

中央アジアカザフスタントルクメニスタンは、

石油や天然ガスの輸出国として中国との結びつきを

強めています。

 

こうした中で、プーチン大統領にとって

特別な兄弟国のウクライナNATO加盟だけは

「レッドライン=超えてはならない線」となっているのです。

 

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     クリミア併合

 

2014年に欧米よりの政権が誕生すると、

プーチン大統領はロシア系住民が多く、戦略的な要衝でもあった

ウクライナ南部のクリミアにひそかに軍の特殊部隊を派遣。

 

軍事力も利用して一方的に併合してしまいました。

 

その一年後、プーチン大統領は当時、

情勢が不利になった場合に備え軍に核兵器の使用も視野に

準備を進めるように指示していたことまで明らかにしています。   

                (NHKお家で学ぼう!引用)

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      最後に

 

プーチン大統領が行ったクリミア侵攻、脅迫は

すべて意図したものとは逆の結果をもたらしました。

 

ウクライナ人の反ロシア、親欧米感情を

プーチン大統領は逆転させる必要性を感じています。

 

ロシアは毎年ウクライナ国境での軍事練習を行っているのに、

今回は西側諸国が大きく取り上げています。

 

プーチン大統領は切迫感と同時に、

絶好のチャンスととらえているかもしれません。

 

米国の同盟国のほとんどはウクライナ政府を支援しています。

 

しかし、ドイツだけは他の国と異なった対応をとり、

米国の信頼できる同盟国ではないと

米紙ウォールストリートジャーナルは書いています。

 

ドイツはウクライナに武器を供給することを拒否しており、

エストニアがドイツ製の武器をウクライナに供給することを

積極的に妨げているそうです。

 

ドイツ政府は1月26日、ウクライナに対し、

軍用ヘルメット5000個を供与すると発表しました。

 

ドイツ製の軍艦などの提供を求めてきたウクライナ側からは、

「言葉を失った」という失望の声が挙がっています。

 

アベノマスクのように保管代がかかるよなことに

ならなけれ良いのですが・・・笑

 

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ドイツは地学的にもロシアと近く、

経済的にも深い関係をゆうしています。

 

エネルギー面では、ロシアの安価なガスなしには、

米国企業に太刀打ちできません。

 

ロシアからヨーロッパにガスを送る

ノルドストリーム2パイプライン。

EU諸国はロシアの天然ガスに依存しています。

 

エネルギーは安定供給が重要です。

ドイツは旧ソ連時代からロシアの供給を受けていますが、

冷戦下においても1日も怠ったことは無いと言われています。

 

今回のウクライナ紛争の陰には、

各国の利害関係による綱引きがあるようです。

 

プーチン大統領が欲しいのは、

ウクライナNATOに加入させないという約束なのですが、

それは果たして手に入るのでしょうか?

 

賢いプーチン大統領は、じゃなくてずる賢いプーチン大統領は、

ウクライナに侵攻しないとゲラチーは思っています。

 

貴重な時間を使って頂き、ありがとうございました。

 

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