ゲラチーの気まぐれ雑記

日々自分が思っていたことや考えたことを記録する日記

H3ロケットはビジネスチャンス?

    


当ブログにお越し頂き、ありがとうございます。

 

今更ながら、ロシアが戦争を仕掛ける意味がわかりません。

どう考えても、何一つプラスの面は無く、

マイナス面しかない気がします。

 

でも、それは今の結果を見ているからでしょうね。

プーチン大統領のもくろみでは、2,3日でキーウを陥落して、

ロシア寄りの大統領をたてる予定だったのが、

今にいたっています。

 

ロシアのウクライナ侵攻は、色々なところに影響が出ています。

まずは、ロシアが産出国の原油高や天然ガス高や

鉱物資源高などです。

 

他にも、ウクライナ穀物の輸出国で、

オデッサの港にある小麦などが

ロシアの攻撃のため輸出できないでいます。

 

また、ウクライナは今年は侵攻のせいで

小麦の種まきも思うようにできていません。

 

日本は、ウクライナから小麦はほとんど輸入していませんが、

エジプトなどのアフリカ諸国、中東は

ウクライナから小麦を買っており、

供給不足になると当然、小麦の価格は上昇します。

 

ウクライナはひまわり油の輸出が世界一だったり、

穀物の輸出国であるウクライナのロシアによる侵攻の影響は、

世界にとって大きな損失で、

世界的なインフレの原因の一つでもあります。

 

そして、経済的な面だけでなく、

ロシアは長い時間をかけて構築してきた

ネットワークや信頼までも失っています。

 

1 ロシア相次ぐロケット発射・協力中止

2 H3ロケットとは

3 H3プロジェクト

4 宇宙輸送の主力は再使用ロケット

について書きました。

 

   

 

  ロシア相次ぐロケット発射・協力中止

 

H3ロケットの話題を見ていて、ロシアのウクライナ侵攻は、

西側諸国との対立が、宇宙活動にまで広がっていることを

知りました。

 

冷戦終結後約30年間続いてきた

宇宙を巡る国際協力網が壊れたようです。

 

2022年3月4日に、カザフスタンのバイコヌール宇宙基地で

打ち上げられる予定だった低軌道インターネット衛星会社

「ワンウェブ」の36基の衛星の打ち上げが、

英国政府に対するロシアの報復措置の一環として中止されました。

 

英国政府は、ワンフェブの大株主です。

 

これに先立ち、ロシア連邦宇宙局ロスコスモス)は、

打ち上げ予定日を3日後に控え、ワンウェブ衛星が

軍事目的に使用されないことを保証し、

英国政府がワンウェブの株を売却しなけらば、

衛星の打ち上げを行わないと圧力をかけました。

 

しかし、英国政府とワンウェブはこれを拒否し、

打ち上げ計画を取り消しました。

 

現在、428基の衛星を打ち上げたワンウェブは、

年末までに計648基の衛星網を構築し、地球全体に

インターネットをサービスを提供するという計画ですが、

ウクライナ情勢で今後の日程が不透明になりました。

 

ワンウェブは2019年からロシアのソユーズロケットだけで

衛星を打ち上げて来ました。

 

またロシアは3月3日、米企業に

ロケットエンジンの販売を中止すると発表しました。

 

NASAと宇宙ステーションの貨物運送契約を結んでいる

ノースロップ・グラマン社は、自社のアンタレスロケットに

ロシア製のエンジンを使用しています。

 

ロシアは、ボーイングロッキードマーティングの合弁宇宙企業

「ULA」の主力ロケット「アトラス5」に搭載された

ロシアのエンジンに対する技術支援も行わないと

明らかにしました。

 

このようにロシアと欧州は、宇宙開発協力をめぐって、

全面的に衝突する様相をも見せています。

 

最も懸念されるのは、

国際宇宙ステーションにおける協力の中止です。

 

ロシアは宇宙貨物線のエンジンを利用し、

定期的に宇宙ステーションの高度を維持する役割を

担っています。

 

国際宇宙ステーションには、米国とロシアを両軸にして、

カナダや日本など16か国が参加しています。

 

今後の国際宇宙ステーションの運営に及ぼす影響が

注目されています。

                   (thehankyoreh引用)

 

   

 

    H3ロケットとは

 

H3ロケットは、宇宙航空研究開発期間(JAXA)と三菱重工

時期期間ロケットとして開発中の液体燃料ロケットで

使い捨て型のローチン・ヴィークルです。

 

【ローチン・ヴィークルとは

ローチン・ヴィークルまたはキャリアロケットとは、

地球から宇宙空間に人口衛星や宇宙探査機などの

ペイロードを輸送するのに使用されるロケットです。

 

ペイロードとは

ペイロードとは、有料荷重、有効搭載量、最大積載量、

積載物などの意味を持つ英単語です。

 

通信・ネットワークの分野において、送受信されるデータの

伝送単位(パケットやデータグラムなど)のうち、

宛先などの制御情報を除いた、相手に送り届けようとしている

正味のデータ本体のことをペイロードと言います。】

 

H3は2020年度の試験1号機打ち上げを目指して

開発が進められていましたが、

2020年5月に行われた燃焼試験で新開発のLE-9エンジンに

技術的課題が見つかり、

2020年9月に2021年度中の打ち上げ予定へと延期され、

2022年1月に打ち上げ予定の時期は明言できないと再延期され、

JAXAは、できる限り早く開発スケジュールの目処を

立てたいとしていました。(ウイキペディア引用)

 

   

 

   H3プロジェクト

 

日本の宇宙開発を担う大型ロケット開発が

国家プロジェクトで進められています。

 

それがH3ロケットです。

 

JAXA三菱重工が中心となって開発していて、

現在のH2Aロケットよりひとまわり大きく、

歴代で国内最大のロケットです。

 

それでいて、打ち上げコストは

半分程度の50億円を目指しています。

 

しかし、エンジンの開発に難航し、

当初の打ち上げ予定は2020年度でしたが、

2回延長されています。

 

H3ロケットの開発は、

JAXA三菱重工など数百人態勢で進められていて、

若手エンジニアも多数参加しています。

           (NHKお家で学ぼう引用)

 

    

 

 宇宙輸送の主力は再使用ロケット

 

政府は打ち上げロケットの一部を回収して使う

「再使用型」を2030年頃に打ち上げる方針を示しました。

 

再使用型にすることで打ち上げ費用を大幅削減し、

大型基幹ロケット「H3」の約半分にする計画です。

 

海外では宇宙開発スタートアップが台頭し、

コスト面で優位を持っています。

 

日本が国際競争力を高めるには、

技術力とともに運用コストの低減がカギを握ります。

 

国際的な開発競争が激化する中注目されているのは、

再使用型で、打ち上げ機体の一部を使い、

打ち上げ費用を大幅に抑える必要があります。

 

「H2」の打ち上げ費用は約100億円で、

コスト負担が大きいことから、

海外の衛星打ち上げ受注の機会の損失に繋がっているとの

見方もあります。

 

再使用型の打ち上げ費用はH3の約半分にとなる

約25億円に設定し、

2030年にも打ち上げる計画です。

 

再使用型の開発と並行して

宇宙飛行向け輸送機の検討・開発も進め、

備品などの共通化で低減につなげます。

 

量産効果や完全再使用化により、2040年前半には

打ち上げ費用をH3の約10分の1にするようです。

 

JAXAはフランス国立宇宙研究センター(CNES)や

ドイツ航空宇宙センター(DLR)と共同で、

再使用ロケット実験機「カリスト」を開発しています。

 

その前段階として小型実験機「RV-X」を投入し、

打ち上げ実験に着手する見込みです。

 

       

  スペースXは早くも実用化

 

再使用ロケットの開発は、

スペースXが再使用型ロケットの実用化にこぎ着けています。

 

同社の大型基幹ロケット「ファルコン9」は

1段目のエンジンを回収・再使用しています。

 

最近では有人宇宙船「クルードラゴン」初号機を打ち上げた

ファルコン9の1段目エンジンを同2号機に際使用したことが

話題になりました。

 

米アマゾン・ドットコム創業者のジェフ・ベゾフ氏を

宇宙空間に運んだ米ブルーオリジンの輸送機も再使用型でした。

 

ファルコン9の打ち上げ費用は約70億円と言われています。

 

H3ロの打ち上げ費用の約50億円よりも若干高いものの、

再使用できるファルコン9の方がコスト面で

有利と見られています。

 

JAXAの宇宙飛行士野口聡一さんは

「日本は労働単価が高いため、コストを抑えるには

再使用型にする以外に道はないと感じる」との

認識を示されています。

 

ロケットの開発や打ち上げをめぐっては、

民間企業の主導に移行しつあります。

 

国家プロジェクトとして進んできたロケット事業を

事業化するには高い信頼性を前提に、

衛星などの商業受注を増やすことが欠かせません。

 

ロケットの再使用に必要な競争力を左右することにもなります。

日本が打ち上げをサービスとして展開し、

収益に結びつけるのは高いハードルと言えます。

         (ニューススイッチ 日刊工業新聞引用)

 

          

     最後に

 

スペース・エクスプロレーション、

通称スペースXはカリフォルニア州ホーソーンに本社を置く

アメリカの航空宇宙メーカーであり、宇宙サービス会社である

衛星インターネットアクセスプロバイダでもあります。

 

火星の植民地化を可能にするための

宇宙輸送コストの削減を目的に、

2002年にイーロンマスク氏によって設立されました。

 

スペースXは、成功したベンチャー企業にも拘らず、

いまだに株式公開(IPO)を行っていません。

 

スペースXが操業当初からの目標である

火星移住構想から離れないよう

株式公開をしない考えを示しています。

             (ウイキペディア引用)

      

ロシアが西側から受けた制裁の報復として、

宇宙事業の中止や延期をしていたのは知りませんでした。

 

そういうことにあまり興味がないので、

私のアンテナが反応しなかったんですね。笑

 

ロシアが日本に制裁を加えると言って、間もなくして

トヨタの子会社2社がサイバー攻撃を受け、

その時JAXAサイバー攻撃を受けたのですが、

その時はJAXAサイバー攻撃を受ける意味が

分かっていませんでしたが、記事を書いていてわかりました。

 

ロシアは自分たちが放棄した宇宙事業を

日本が引き継ぐかもしれないので邪魔をしたのですね。

 

実際、H3にイギリスをはじめ他の国からも

打診が来ているようです。

 

はやぶさ」が小惑星の「イトカワ」から表面のサンプルを

持ち帰るまでのストーリーには紆余曲折があって、

JAXAの方々の頑張りには本当に感動しました。

 

今回のH3ロケットの軽量化も大変なご苦労があったようで、

特にエンジンの開発は大変だったようです。

 

この間偶然、ロケットを運ぶ重機「ドーリー」を

見たんですけど、ロケットを立てたまま、

少しつづ運ぶんですよね。

これ・・・凄いです!!重機好きにはたまりません!

 

H3ロケットJAXAの今後の活躍に期待して、

今回はこの辺で失礼します。

 

貴重な時間を使って頂き、ありがとうございました。