ゲラチーの気まぐれ雑記

日々自分が思っていたことや考えたことを記録する日記

米国の石炭火力発電量が7年ぶりに増加の訳

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明けましておめでとうございます!

本年も当ブログをよろしくお願いいたします。

 

この記事が今年最初の記事になります。

1、おせちの愚痴

2,米国の火力発電量が7年ぶりに増加の訳

について書きました。

 

   おせちの愚痴

 

今日はまだ1月3日ということで、

おせちの写真を載せてみましたが・・・

 

近年は、同じところに頼んでいます。

去年より今年という具合に、おせちが段々貧相になっています。

 

味はいいんです!美味しいんです!

味はいいんですけど・・・年々食材のレベルが落ちてます!

 

洋食の方は多少レベルが落ちたくらいですが、

和食の方は酷い!魚料理の数が減って、

酢の物でごまかしています!

 

『消費者をなめたらいかんぜよ。タコが入っとらんぞー!』

 と言いたいですね。

 

まあ~、タコも最近スーパーでは

モーリタニア産しか見かけませんけどね。

タコはすっかり、高級食材です・・・泣

 

でも、食材が貧相になる理由はあるんです。

 

一つは、北海道の赤潮で漁業が大打撃を受けたり、

日本の周りの海水温が下がらないことで、

採れる魚が取れなかったりしています。

 

例えば、氷見のブリです。

海水温が高いことで、

富山湾にブリが北海道の方から南下してきていません。

 

これも、地球温暖化のせいと言ってしまえば、

それまでなんですけど・・・

 

次回は、どうするか?・・・

身内は誰も文句なんか言っていません。

 

ひねくれ者でこだわりが強いゲラチーだけが、

文句を言っているだけです。

 

身内に美味しいおせちを食べさせるためにも今年はもっと、

仕事を頑張ります!

ということで、今日からぼちぼち仕事始めました。

    

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                 (JAERO引用)

米国の石炭火力発電が7年ぶりに増加の訳

 

世界は脱炭素化社会に向かっているはずなのに、

米国が石炭火力発電量を増加させるって、どういうこと?

という疑問が湧き記事にしました。

 

米国は2021年は、

石炭火力の発電量が7年ぶりに前の年に比べて増える見通しで、

気候変動対策を進めるバイデン政権にとって

難しい課題になっています。

 

アメリカの政府機関「エネルギー情報局」は、

2021年の国内の石炭火力発電の発電量が2020年より22%増え、

7年ぶりに増加に転じるという見通しを示しました。

 

コロナ禍から経済活動の再開で電力需要が伸びたことに加え、

発電に使う天然ガスの価格が高騰していることで、

電力会社が割安な石炭使用を増やしたことが

原因だとしています。

 

全米有数の石炭の産地、南部ウエスバージニア州では、

電力会社が今後の規制強化を見据えて廃止する予定だった

石炭火力発電所を延長させる動きも出て来ています。

 

バイデン政権は気候変動対策を主要な政策課題と位置づけ、

石炭や石油への依存を減らす方針を掲げていますが、

難しい課題を突き付けられた形です。

 

2021年は気候変動対策の国連会議「COP26」が開かれ、

石炭火力発電の段階的な削減に取り組みことなどが

合意されました。

 

しかし、IEA=国際エネルギー機関は、中国やインドなどでも

石炭火力の利用は増えていて、2021年の世界全体の

石炭火力の発電量が過去最高になるとの見通しを示し、

各国に対策を呼び掛けています。

 

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     段階的に進める必要も

アメリカの消費者エネルギー連盟のマイケル・ゼアーさんは、

世界のいくつかの地域では、今後しばらくは、

石炭を使わずに人々の生活に応える電力需要を

実現することはできない。

 

二酸化炭素の排出量の多い電源を使い続けるよりも

二酸化炭素の排出量が少ない電源を利用する方が良いが、

その政策転換は段階的に進めていくことも

必要になるだろうと話されています。 (NHKおうちで学ぼう!引用)

 

     

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  米国の石炭火力発電が増えた理由は

テキサスの寒波や欧州のガス価格高騰のため

天然ガスの価格が高騰したためで、

相対的に石炭火力の競争が高まりました。

 

この結果、石炭火力の発電量に占めるシェアは、

2021年は24%となり、ガスは21年に36%となり、

ガスは2020年(39%)低下します。

再生可能エネルギーは前年と比べて横ばいです。

 

米国の石炭火力の発電量が増えた背景は、

欧州のガスの高騰を受け、米国のガス価格にも

上昇圧がかかっていることがあります。

 

輸出のために液化天然ガス(LNG)プラントは

フル稼働な状態のうえ、

米国のガス指標価格は先物取引で買われています。

 

供給面では、ハリケーンシェールガスの生産設備が

打撃を受けました。

 

米国で石炭火力発電所が新たに稼働したのは2013年が最後です。

米国の石炭火力の発電容量はじりじりと低下しています。

 

2020年の米国の石炭火力発電の容量は。

2013年から3分の1も減少しており、

2021年も減少は続くようです。

 

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      容量市場

米国の石炭火力は地域によってある「容量市場」といった

救済措置で生き残っているのが実情です。

 

例えば、北東部の電力市場「PJM」では

数年おきに容量市場の入札が実施され、

落札した発電所はいつでも稼働できる待機状態にしておくことで

一定の収益を受け取れます。

 

電力を売らなくても、

発電能力を維持することが可能な仕組みです。

 

こうした制度もあり、

米国の石炭火力の稼働率は2020年まで低下傾向を続け、

同年に約40%と、2013年の約60%から大きく低下しました。

 

一方、相対的に石炭火力の競争力が強まった2021年の稼働率

50%強と前年から10%ポイントも上昇する見通しです。

 

2022年の石炭火力については、

EIA(米エネルギー情報局)は、

稼働率の微減の約50%減と予想しています。

 

発電所の廃止が続くうえに、ガスは価格が再び低下して

競争力が低下するとみているためです。 (日本経済新聞引用)

 

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    最後に

 

米国の石炭火力の発電量の増加は一時的なもののようです。

2022年は発電量が前年比5%減と予想しています。

 

発電所の廃止が続くうえに、ガスは価格が再び低下して

競争力が増すとみているためです。

 

2022年の石油需要の見通しとしてロイターは、

温暖化対策で化石燃料使用の削減が進むことが見込まれるが、

世界全体での消費量は

過去最高に達する可能性があるとしています。

 

仮にオミクロン株が感染の波を引き起こせば、

2022年の第1・4半期の経済成長にマイナスの影響を

及ぼすことになると指摘。

 

その後回復すれば、

11月上旬に一時的にコロナ前の水準に達した石油需要は、

2022年の大半の機関において最高値を更新するという

ダミエン・コルバン氏の話を載せています。

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世界銀行は2021年10月21日に、天然ガスと石炭の価格は、

供給不足の解消と生産の増加に伴い、

価格が下落すると見通しを出しました。

 

しかし、厳冬の場合は価格が急騰する可能性を指摘しました。

 

電力は需要と供給のバランスですから、

状況次第というこでしょうか?

 

米国には地域によって「容量市場」という

システムがあるんですね。

 

何が起きるか分からないご時世なので、

このシステムはありかも知れませんね。

 

化石燃料の高騰は、電気料金に跳ね返るので要注意ですね。

今後も注意深く見守りたいと思います。

 

貴重な時間を使って頂き、ありがとうございました。

 

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