ゲラチーの気まぐれ雑記

日々自分が思っていたことや考えたことを記録する日記

地熱発電についてⅠ

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当ブログにお越し頂き、ありがとうございます。

 

10月8日が「地熱発電の日」に制定されているので、

今回は地熱発電について書きました。

 

地熱発電・・・かなり前から興味をもっていました。

 

温泉好きのゲラチーは、かなり前に「鬼首(おにこうべ)温泉」に

行ったことがあって、地熱発電所の近くを通り、

『こういう発電もあるんだぁ~』と知った訳です。

 

ちなみに、鬼首温泉のお湯は、透明で少しぬるぬるした感じで、

驚くほどお肌がスベスベになります。

間欠泉も見ましたよ。

 

そして割と最近・・・というか、

2019年に山葵沢(わさびざわ)地熱発電所が

開設されたニュースを見て、地熱発電に興味がわきました。

 

課題は色々ありますが、ゲラチー的には、

クリーンエネルギーとして期待しています。

 

今回は、

1,10月8日は地熱発電の日

2,日本の地熱発電の歴史

3,地熱発電が進まなかった理由

について書きました。

 

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          (資源エネルギー庁引用)

  10月8日は地熱発電の日

 

2016年10月8日は、

国内初の地熱発電所である松川地熱発電所(岩手県八幡平市)が、

1966年(昭和41年)に運転を開始して、

ちょうど50年にあたることから、

地熱発電の日」に制定されました。

 

行政独立法人石油天然ガス・金属鉱物資源機構(JOGMEC)、

電気事業連合会、日本地熱協会が制定しました。

 

発電コストが低く、年間を通じて安定的に発電可能な

再生可能エネルギー地熱発電を、

より多くの人に理解してもらうことが目的です。

 

記念日は2016年(平成28年)に一般社団法人・日本記念日協会により

認定・登録されました。

 

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          (ウイキぺギア引用)

   日本の地熱発電の歴史

 

地熱発電のメリットは、太陽光や風力のように発電量が昼夜、年間で

変動することもなく1年365日、24時間発電し続けられることです。

 

その上、地球内部の莫大な熱を利用するため、

エネルギー原が枯渇する心配をする必要もありません。

 

地熱発電の歴史を振り返ると、世界最初の地熱発電は1904年、

イタリア北部のラルデレロという地域で始まりました。

 

日本では1925年に大分県別府市で、1.12kwの試験的地熱発電に成功。

 

その後、1946年から地熱発電の研究が進み始め、

1966年に本格的な地熱発電所である、岩手県松川地熱発電所が

日本で初めて建設されました。

 

そして、1999年までに日本全国で18か所、

創設備量54万kwの地熱発電国にはなったものの、2019年1月、

22年ぶりに岩手県で出力7000kwを超える地熱発電所が本格的に稼働するまで、

地熱発電所の建設は遅々として進んでいませんでした。

 

日本には、2347kw(発電換算量)の地熱資源があると言われていますが、

地熱発電の点では、アメリカ、インドネシアに次いで、

世界3位の資源大国なのです。

 

にもかかわらず、なぜこれまで地熱発電は普及してこなかったのでしょうか?

 

1970年代、石油や石炭に代わる資源として候補にあがり、

一定の前進はありましたが、石油供給事情が好転すつ中で、

地熱を含めた再生可能エネルギーより、原子力お呼び石炭が選択されました。

 

当時は原子力や石炭の方が安い発電コストだと試算されていたので、

国は地熱より、原子力や石炭を推進したのです。(DIAMOND onllne引用)

 

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  地熱発電が進まなかった理由

 

しかし、2011年の東日本大震災による福島第一原発事故後、

事情がかわりました。

 

事故によって、原子力は安全性に問題があり、

かつ発電コストが決して安くないことが明らかになり、

世界的に高まるCO2削減対策として、太陽光や風力、地熱発電などの

再生可能エネルギーに注目が集まりました。

 

3.11以前は国立公園に地熱発電所新設が困難

日本の場合、全国で活火山は100個ほど存在し、

多くが国立公園内(および国定公園)にあります。

 

ですが、1972年の旧通産省との覚書により、

環境保護が必要な国立公園内特別区域では新たに地熱発電所は

新設しないという方針を採りました。

 

地熱資源量2347万kwのうち、81,9%がその国立公園内特別杭域にあったので,

そもそも制約が厳しかったのです。

 

しかし、3.11以後は国立公園問題も徐々に規制がゆるくなり、

解決に向かいはじめています。

 

これまで国立公園の約2割の場所でしか調査、建設ができなかったのが、

環境や生態系に影響を与えないとされる地域にまで対象が広がり、

地元の同意を得られれば、国立公園内の役7割に当たる場所で

地熱発電所が新設できるようになりました。

 

環境省の本省は、全国的に地熱発電を増やそうとしていますが、

地方によって対応の差があり、

役所は規制をするのが仕事だという考えが根強く、

本省と意識が共有されていないのが実態です。

                  (DIAMOND onnrallne引用)

 

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  地熱発電反対運動が起きる理由

 

温泉地周辺地で地熱発電所が建設されると、

温泉が枯れてしまうのではないか?という理由で、

反対運動が起きるケースがあります。

 

それは『温泉が枯れてしまうのではないか?』というのが理由です。

日本の地熱発電所の歴史は50年を超えますが、

温泉が枯れた例はありません。

 

地熱発電が温泉に悪影響を与えた例は1つもなく、

むしろ近隣で温泉を掘りあう影響の方が大きいようです。

 

なぜなら、温泉は同じ温泉帯水槽から熱水を取り出しているからです。

 

地熱発電は、地表から1~3kmにある地熱貯留瘦から熱を取り出します。

 

温泉は地表から100~200mの温泉帯水層という所から、

温まった地下水を採取します。

 

構造としては、温泉帯水槽の下に地熱貯水槽があり、

その間には「キャップロック」という水を通しにくいふたの役割を果たす

岩石があるので、地熱貯留層から熱を取っても温泉帯水槽には

直接影響しません。

 

そのキャップロックが部分的に敗れている場合でも、

地熱貯留層からとった熱水を地下に戻して再利用するシステム

(取り出される水の量と補強される水の量のバランスが取れている)

が開発されているので問題はありません。(DIAMOND onllne引)

 

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     最後に

 

地熱発電は、もっと作られるべきでしたが、

新設できなかった理由は記事に書いた通りです。

 

再生可能エネルギーとして今後はもっと新設されると思います。

 

今回の衆議院選挙でもエネルギー問題は、重要な議論のの一つになっています。

各党の政策を聞いて投票したいですね。

 

2021年11月1~12日にイギリスのグラスゴーで開かれる

第26回国連気候変動枠組み条約締約国会議(COP26)に岸田総理は

まだ出席するかどうか決めておられません。

 

このことに関してイギリスのエリザベス女王が、

『口ばかりで実行しない人たちにはイライラしますよね』と

ウェールズ議会の関係者とカミラ夫人との間で行った会話の音声が公開され、

『分かっているのは、誰が来ないのかだけです』と不満を口にされたようです。

 

はきはきした女王で、素敵ですね。

この発言を聞いて笑ってしまいました。

 

来ないとはっきり言っているのは、中国の習近平国家主席です。

ロシア、インド、ブラジル、日本はまだはっきり決めていません。

 

イギリスは石炭火力発電の廃止を、当初の2025年から1年前倒しして、

2024年の10月にすると発表しています。

 

10年前のイギリスは石炭火力発電の割合は40%でしたが、

2020年にはわずか1.8%になっています。

 

イギリスは、やるべきことをちゃんとやっているので、

女王の発言にも納得できます。

 

文字数が多くなりそうなので今回はこの辺にして、

まだ書きたいことがあるので、次回も地熱発電について書きます。

 

貴重な時間を使って頂き、ありがとうございました。

 

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