当ブログに起こし頂き、ありがとうございます。
皆様は「やさしい日本語」という言葉を聞いたことありますか?
やさしい日本語とは?漢字交じりの日本語より簡単で、
日本語能力が十分ではない外国人の方々に
分かりやすいように配慮した日本語のことです。
簡易な表現を用いる、文の構造を簡単にする、
漢字にふりがなをふるなどをしたもので,
災害発生時に情報を伝達する手段として有効とされています。
日本語も英語も理解が困難な外国人な方々への
支援の際に活用されています。
また高齢者や障害のある方々、子どもたちなど、
情報を得るのが難しい方々にも用いられています。
現在、行政の窓口や生活情報の提供、観光の場面で
効果を発揮しています。
今回の新型コロナウイルスの感染拡大においても、
外国人の方々の不安は大きいと想像できます。
日本語を使える外国人の方は多いため、
「やさしい日本語」は外国人の方々とのやり取りにおいて、
広く役立つことが期待されています。
やさしい日本語」の考案のきっかけ
1995年(平成7年)の阪神・淡路大震災では、
多くの在日外国人の方々も被災されましたが、その後の調査で
避難所やライフラインの情報を理解出来ずに、
困難な状況に置かれていたことがわかりました。
そこで、外国人の方々に災害情報を
「迅速に」「正確に」「簡潔に」伝えるために
やさしい日本語が考案されました。
万が一災害時など、常に変化している多くの情報を
多言語へ翻訳することは、大変時間がかかってしまいます。
そんな時にもやさしい日本は役にたちます。
災害時だけでなく、平常時も相手を思いやり、
ちょっとした工夫で言葉は相手に伝わります。
やさしい日本語の例え
簡単な言葉に言い換えの例 文章 地震編
再度→もう一度(いちど)
余震→後(あとから) くる 地震(じしん)
避難所(ひなんじょ)→ みんなが逃(に)げるところ
炊き出し(たきだし)→ 温(あたた)かい食べ物(たべもの)を配(くば)る
亀裂の入った壁(きれつのはいったかべ)→ 壊(こわ)れたかべ
使ってはいけない例
言語の意味と異なるカタカナ語と外来語は使わない
デマ→ うその話(はなし)
ライフライン→ 電気(でんき) ガス 水道(すいどう)
めちゃめちゃです→ 壊(こわ)れています
動詞を名詞化したものは使わない
揺れがあった→ 揺(ゆ)れた
通れないことはない→ 通(とお)ることができます
難しい単語と表現を簡単にする
記入する→ 書(か)く
更新→ 新(あたら)しくする
土足厳禁→ 靴(くつ)をぬいでください
通行止め→ 通(とお)ることができません
料金前払い→ さきにおかねをはらいます
会話では
日本人同士が使ってる会話よりも簡単で、
日本語能力が十分でない外国人の方々に分かりやすいように配慮した
日本語をつかいましょう。
ゆっくり話し、相手が理解しているかを
確認しながら話すことが大切です。
ポイントとしては、一言ずつゆっくり話したり、
長く話さないで短く区切って話すとよいようです。
熟語はなるべく使わないで、相手が理解しているか、
確認しなら話しましょう。
専門的な言葉は、日常的に使う優しい言葉に言い換えましょう。
(埼玉県ホームページやさしい日本語引用)
最後に
東京には約55万人の外国人の方々が住んでおられます。
外国人の方々と共存していくことは、当たり前の現在、
災害時にも助け合って、共に困難を乗り越えたいですね。
やさしい日本語を使う時には、
相手に対する思いやりの気持ちが必要だと思います。
日本語が分かりづらいことで、戸惑ったり、不安な気持ちに
させないためにはどう話せば良いかを、考えることが大事だと思います。
災害に遭えば、日本人でさえ不安な気持ちでいっぱいになります。
ましてや異国の地で災害に遭われた外国人の方々は、
それ以上だと想像できます。
お年寄りの方や障害者の方々、子どもたちにもやさしい日本語で
分かりやすく伝わるようにしたいですね。
ゲラチーは、記事を書く上でよく、
ウィキペディアを引用させてもらっています。
教養の高いウィキペディアを書いておられる皆様方の
漢字が読めないことや、文章が分かりづらい時があります。
かなをふったりやさしい文章で、
やさしい日本語にして頂けたらなぁ~と思ったりします・・・笑
でもそれは、
ゲラチーの教養の無さや頭の悪さの問題なんですけどね。笑
ゲラチー自身が、
もっと本を読んだりしなくてはいけなのですが・・・む~り~笑
貴重な時間を使って頂き、ありがとうございました。