ゲラチーの気まぐれ雑記

日々自分が思っていたことや考えたことを記録する日記

災害救助犬の活躍

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当ブログにお越し頂き、ありがとうございます。

ワンちゃんは飼ったことはありませんが、大好きなゲラチーです。

 

オリンピックが始まる前は、

熱海の土石流のニュースが連日放送されていました。

 

久ぶりに見たこの災害のニュースの内容は、

災害救助犬」の活躍の話題でした。

 

災害現場では、安否がわからない人の救助に災害救助犬が活躍します。

 

熱海の土石流災害にも救助犬が投入されましたが、

特に過酷な現場だったようです。

 

土砂とがれきの中を人の匂いを探し当てようとする救助犬。

熱海の土石流の現場には多くの救助犬が捜索にあたりました。

 

航空自衛隊は様々な部隊から救助犬を派遣し、

浜松基地所属のアナ号とジャッキー号も震災発生の直後から

現場に入りました。

 

アナ号とジャッキー号は浜松基地で、

がれきの中から人を見つけ出す訓練を重ねてきました。

 

しかし、想定していたのは震災でした。

土砂と泥に阻まれた熱海の現場は、想定を超える厳しさだったと言えます。

 

アナ号とジャッキー号は、胸のあたりまで浸かってしまうこともあり、

ハンドラーの隊員の方が、抱きかかえて連れていくこともあり、

かなり過酷な状態でした。

 

救助犬のストレス、体力の低下が著しく感じられたそうです。

 

そんな厳しい条件の中でも立ち向かう力になったのは、

日頃からパートナーを組む救助犬と隊員の信頼関係でした。

 

泥で入れない部分は道具でつつきながら探していたそうですが、

ジャッキー号が前に出てここは通れるよと合図を出してくれたことには

頼もしく思えたそうです。

 

10日あまりの捜索活動でアナ号は、胸や足に怪我をし、

ジャッキー号は泥水を飲むこともあったそうです。

 

基地に戻り、2週間かけて体力と怪我を回復させた2頭は、

次の派遣に備え待機しています。     (TBSニュース引用)

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アナ号とジャッキー号・・・お疲れ様でした。

そして、人を救助するために働いてくれて本当にありがとう!

 

ゲラチーは、ワンちゃんたちが人のために、

一生懸命頑張って働いてくれているけなげな姿に、

申し訳ないと思うことがよくあります。

 

救助犬や警察犬など、パートナーと行動するワンちゃんたちは、

賢く、パートナーとの間に深い信頼関係があることがよく分かります。

 

色々なワンちゃんが人のために働いてくれていますが、

救助犬の他にはどんなワンちゃんがいるのか紹介します。

 

   働くワンちゃんたち

            使役犬(しえきけん)

使役犬は、人のために働く犬のことです。

使役動物の一種で、特定の用途のために訓練・開発されることもあります。

 

「職業犬」「働く犬」と呼ばれることもあります。

ワンちゃんは、ペットとしてだけではなく、

特定の用途のために訓練された犬です。

 

              名称

・番犬

・そり犬  犬種 マラミュート サモエド シベリアンハスキー

 

・猟犬   猟師と共に活動し、獲物を回収したりする役割を担う職業犬です

      「鳥猟犬(ガンドック)タイプ」と「獣猟犬(ハウンド)タイプ」の

      2種類に分かれそれぞれ専門とする獲物で分けられます。

      犬種 イングリッシュポインター イングリッシュセッター

 

・牧羊犬  家畜の群れの誘導や見張りを仕事とする職業犬です。

      犬種 ボーダーコリー シェットランドシープドック

 

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・警察犬  犬種 シェパード ドーベルマン コリー  ボクサー

        エアデールテリア ラブラドールレトルバー 

        ゴールデンレトリバー

 

・軍用犬    軍務のために訓練した犬 自衛隊では警備犬

災害救助犬  捜索救助活動に参加し、被災者の捜索・救助を支援する

        大きく分けて地震救助犬、山岳救助犬、水難救助

        の3つに分類されます

 

・山岳救助犬  過酷な大自然で活動するため、

        優れた臭覚と深い雪の中を進む体力、勇気が必要になります

 

      犬種 セントバーナード ジャーマンシェパード・ドック

        ラブラドールレトリバー ボーダーコリー 

        ゴールデンレトリバー  ウエルッシュ・コーギー 

        ミニチュア・シュナウザー

 

水難救助犬  海や川で溺れている人を助ける役割を担う災害救助犬です。

        他の職業犬と異なり、人間の支持がなくても独自の判断で

        救出活動を行うことができます。

 

       犬種  ニューファンドランド ラブラドールレトリバー

           レオンベルガー 

 

・害獣駆除犬  何らかの害をもたらす野生動物を駆除するのが、

        害獣駆除犬の役割です。

       犬種  グレートデン

 

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・探知犬 犬の臭覚を利用し、特定用途に活用する

       地雷探知犬・爆発物探知犬・銃器探知犬

 

麻薬探知犬  犬種 ジャーマンシェパード ラブラドールレトリバー

 

・検疫探知犬  動植物の検疫の検査を必要とする肉製品・果物などを

        嗅ぎ分けて発見する

       犬種 ビーグル ラブラドールレトリバー

 

・DVD探知犬  海賊版ソフトの密輸を防ぐために、光ディスクの臭いを

        嗅ぎ分けて発見する

 

・がん探知犬  がん患者の早期発見に繋がる可能性があると言われています

        実証中で婦人科がんは、早期のもので尿の臭いで

        ほぼ確実に見分けられることがわかっています。

 

・シロアリ探知犬 シロアリを探知します。

        アメリカで1970年に誕生したという説があります。

 

トコジラミ探知犬 トコジラミを探知します。宿泊施設などが対象です。

・コロナ探知犬  コロナウイルスを探知します。

 

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     人の生活を支援する

身体障害者補助犬 盲導犬聴導犬介助犬などのことを言います。

 

盲導犬      身体障害者補助法により、公共機関や交通機関

          デパート、ホテルなどの民間の施設に入ることが

          認められています。         

         犬種 ラブラドールレトリバー ゴールデンデレトリバー

 

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聴導犬     犬種  シェットランド・シープドック 柴犬 

 

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介助犬     犬種  ラブラドールレトリートバー 

 

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・セラピードック  訪問活動犬 ワンちゃんと触れ合うことで心や体を癒す

          ドックセラピーという仕事をする職業犬です。

         犬種 ゴールデンレトリバー ダックスフンド

・ファシリティードック 

        病院などに長期常駐し、入院患者の心を癒してくれる

 

・タレント犬    ペットモデル

 

       引退と余生

実務に耐えられない、もしくは定年を迎えた使役犬は、

その功に報いて引退生活を歩むことになります。

 

長い時間を共にし、情を感じる関係者や

引退飼育ボランティアの方などの引き取られます。

 

ペットとして引き取られた先の家族として生きていくワンちゃんもいます。

もしくは、訓練所の引退施設でのんびりと

引退生活を送るワンちゃんもいます。

 

盲導犬の里富士ハーネス」の本施設にも引退犬専用棟があるそうです。

               (ウイキペディア・ブリーダーナビ引用)

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     最後に

 

人間は、ワンちゃんたちの優れた臭覚やリーダーに対して従順な習性などを

利用していると言えなくもありません。

 

でも、ワンちゃんたちは、人間が思うほど単純ではない気がします。

 

盲導犬になるワンちゃんをテレビで見たことがありますが、

候補に選ばれたワンちゃんは、離乳が終わると1年の期間限定で、

面倒をみてくれる一般家庭に預けられていました。

 

この一般家庭はハピーウォカー(子犬飼育ボランティア)と呼ばれています。

 

その家庭でワンちゃんは家族の一員として愛情を注がれ、

人間を知り、人との信頼関係を築く気がしました。

 

1年を過ぎるとお迎えが来て、訓練のために家族と別れることになります。

可愛がっていた子供たちは、泣いたりして別れが辛そうでした。

 

選ばれた子犬がみんな盲導犬になれるわけでは無く、

むかない子もいます。

 

盲導犬になれなかった子を、「キャリアチェンジ犬」と呼びます。

この子たちは、介助犬聴導犬、セラピードックとして

活躍する子もいれば、一般家庭にもらわれる子もいます。

 

そして、訓練を受けた子が盲導犬として、

目の不自由な方たちのパートナーになります。

 

以前ニュースで、パートナーを車から守るために、

犠牲になった盲導犬の話がありました。

 

なんだろう・・・そこまでできるワンちゃんが、

なんだか切なくなりました。

 

人もそうなのですが、誰かのために役にたつことに、

生きがいを見いだす方々がおられます。

 

ワンちゃんたちの中にも、

そういう性格の子がいるのではないかと思っています。

 

人もワンちゃんもどういう生き方が良いとか、

正しいとかいう生き方はないと思います。

 

使役犬の子たちは、人の役にたつことに使命感や喜びを

感じているのではないかと思ったりします。

でも、そう思ってしまうのは、たぶんゲラチーのえごですね。笑

 

貴重な時間を使って頂いて、ありがとうございました。

 

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