ゲラチーの気まぐれ雑記

日々自分が思っていたことや考えたことを記録する日記

氷河について

 

当ブログにお越し頂き、ありがとうございます。

 

最強の寒波がやってきている時に、

氷河の記事はないやろうー!と思いながらも、

書き始めてしまったので書きました。

 

自然が好きなゲラチーです。

 

大自然の中では、

人はつくづく小さな存在だと思い知らされます。

 

大自然を見ていると、

小さなことでクヨクヨしているのが、

からしくなりますね。笑

 

海外の旅番組を見ていると氷河がでてきまます。

氷河の見学に行くシーンを見ていて、

氷河に興味が湧きました。

 

今回の記事は、

私が興味を持ったことの記録なので、

興味のない方にはつまらないと思われる

退屈な記事になっています。

 

地球温暖化の影響で氷河の面積や厚さの減少が激しく、

問題になっています。

 

今回は、

1 氷河とは

2 山岳氷河と大陸氷河の違い

3 日本の氷河

4 観光で行ける世界で人気の氷河

5 氷河と地球温暖化

について書きました。

 

            (カナダの氷河)

      氷河とは

 

氷河とは、極地等に降り積もった雪が圧縮され成長し、

自身の重さによってゆっくりと流動していく

氷塊のことを指します。

 

氷河は山地では重力、

平坦な大陸では氷重さによる圧力によって

塑性流動します。

 

底部の氷は圧力によって徐々に変形し、

標高の低い方に向かって

ゆっくりと流れていきます。

 

その流れていく様子が「河」のようであることから

「氷河」という名称が付けられたそうです。

 

比較的温度の高い氷河は、融解と凍結を繰り返して、

ざらざらしたネヴェと呼ばれる雪を

主成分としています。

この雪はざらめ雪と呼ばれます。

 

この氷河の氷は、氷と雪の層の下で圧力を受け、

フィルンという氷の粒に変化します。

 

フィルンの層は一定の年月を経ると、

さらに圧縮されて氷河の氷となります。

 

南極大陸やグリーランドを覆う氷は

特に規模が大きいので、

特別に「氷床」と呼ばれています。

 

現在陸上に見られる氷河は、

総計1.633万㎢に及び、陸地面積の約11%を覆っています。

              (ウイキペディア引用)

            (アレッチ氷河

 

 山岳氷河と大陸氷河の違い

 

氷河は、形成される地域によって

大陸氷河と山岳氷河に分類することができます。

 

一つは山岳地に形成される山岳氷河で、

もう一つは主に南極大陸グリーンランド

広大な面積を覆う大陸氷河です。

 

氷河の中でも最も小さいものは

山岳地帯の名に間に存在することから、

谷氷河と呼ばれます。

 

日本に存在する氷河は、すべてこの谷氷河です。

 

それより少し大きな規模のものは、

氷帽から流れ出る流出氷河と呼ばれます。

 

氷源は氷床に似ていますが、

氷床に比べると厚さや面積が小さい。

 

このタイプの氷河は多数あり、

アスランド、北極海の島々、

プリティッシュコロンビア州南部の北太平洋山脈から

アラスカにかけての地域に存在しています。

 

カービング氷河は、末端が海または湖に

流れ込んでいる氷河を言います。

 

海/湖に達した氷河では、崩れ落ちるか、

あるいはあるいは分離して氷山を形成します。

この過程を氷山分離(カービング)と言います。

            (ウイキペディア引用)

 

 

           氷河の温度

 

山岳氷河の温度は一年を通じて、表面から底部まで氷の

融点付近にあることが知られています。

 

一方、極地の氷河は水の激しい昇華冷却により、

常に氷点下にあり融解することがありません。

 

亜極地の氷河の表面は季節により融点付近に達し、

溶けた水がいくらか氷河の内部に流れ込みますが、

氷河の底部は常に融点以下です。

 

氷河の温度は表面の状態で見分けることができます。

 

氷河全体が表面に出ている場合は融解しつつあり、

乾いた雪によって覆われている場合はたとえ夏でも

融解しないとされています。

 

融解した水が表面に溜まっていたり、

割れ目に流れ込んでいるような場合は、

内部や表面に再凍結してできた

氷塊や氷層が存在します。

 

湿った雪がある場合においては、

氷点以上に温度が上昇最後に夏からの雪がすべて

堆積しています。

 

氷が重なっている場合、融解した水が氷河の中で

冷たい層のところで再凍結し、

氷河になる氷が形成されつつある場面とも言えます。

              (ウイキペディア引用)

 

            (三の窓氷河)

   日本の氷河

 

かつて日本に氷河は存在しないとされていましたが、

2019年時点で7か所あるとされています。

 

劔岳の三ノ窓氷河、小窓氷河、立山の御前沢氷河、

鹿島槍ヶ岳のカクネ里氷河、劔岳の池ノ谷氷河、

立山町立山内蔵助氷河、唐松岳の唐松氷河です。

 

観光で行ける世界の人気の氷河

 

世界ではどんな氷河に観光で行けるのでしょうか?

まずは私が旅番組で見た氷河を紹介します。

 

 

パタゴニア・ペリト・モレノ氷河

 

一つ目は、ペリト・モレノ氷河です。

パタゴニアとは、チリとアルゼンチンにまたがる

南緯40度よりも北の地域を指します。

 

美しい山や湖、多くの野生動物が生息する

大自然の宝庫です。

そんな中でも一番の人気が「ペリト・モルノ氷河」です。

 

世界遺産に登録されているロス・グラシス国立公園は、

世界第3位の大きな氷河地帯です。

 

全部で47の氷河あり、その中で最も有名な氷河が

「ペリト・モレノ氷河」です。

 

番組の中で見た時も

なんでこんなに綺麗なブルーなんだろうと

思うくらいの美しさでした。

 

それと、何しろでかい!!笑 圧倒される大きさです。

 

 

  スイス アレッチ氷河

 

もう一つ旅番組で見たのが、「アレッチ氷河」です。

 

アレッチ氷河は、周辺の山々とあわせて

世界遺産に登録されています。

 

全長24km、幅1.6km、面積171平方kmの規模を誇り、

ヨーロッパ最大かつ最長です。

 

メンヒから続く氷河とユングフラウから伸びる氷河、

アレッチホルンの北側に広がる氷河の3つの氷河が

コンコーディアブラッツにて合流して、大きな氷の河

グロッサー・アレッチグレッチャーとなり流れており、

総称してアレッチ氷河と呼ばれます。

 

 ニュージーランドの氷河

 

ニュージーランドには美しい氷河がたくさんあり、

その大半が南東サザンアルプスの大分水領付近に

位置しています。

 

フォックス氷河とジョセフ氷河は

ニュージーランドに数ある氷河の中でも特に大きく、

サザンアルプスから海面近くまで伸びているので、

たくさんの人が訪れる名所になっています。

 

           (フォックス氷河)

 

フォックス氷河

ニュージーランドの南島西部の

ウェストランド国立公園の中にあるのが

「フォックス氷河」です。

 

周辺には3000m級の山々が連なっていて、

タスマン海に向かって流れるように存在しています。

 

         (フランツ・ジョセフ氷河)

 

近くには「兄弟」と呼ばれるフランツ・ジェスフ氷河あり、

両方を観光する観光客も多い。

 

  ヴァトナヨークトル氷河

 

アイスランドは「火と氷の国」と呼ばれており、

国全体に多くの氷河と火山が存在します。

 

小さな島国ですが、北極に近い緯度のため、

数々の氷河があります。

 

アイスランド南東部、首都のレイキャピクから

車で約5時間ほどかかる場所にあり、

8100平方kmを誇り体積としてはヨーロッパ最大の氷河が

「ヴァトナヨークトル氷河」です。

 

非常に大きな氷河でその末端からは、

溢流氷河または流出氷河と呼ばれる小さな氷河が

各方面に伸び、それぞれ個別に氷河名が付けられています。

 

そのため、地図上では同じ氷河であっても、

部分により違う名前で呼ばれることがあります。

 

ヴァトナヨークトル氷河の溢流氷河で最も有名なのは

オーライヴァヨークトル氷河です。

 

氷河の南東川には、

美しいヨークルスアゥルロゥン氷河湖があります。

 

氷河のかけらが湖に浮いています。

その異世界のような風景は、

アイスランドで一番美しい風景と言われるほどです。

 

 

また、ヴァトナヨークトル氷河が

注目を浴びる理由の一つとして、

氷の洞窟があります。

 

気温が高くなると溶けたり崩壊してしまうため、

氷河の洞窟は冬のみ見ることができる自然現象です。

              (Guide to Iceland引用)

 

 

   氷河と地球温暖化

 

氷床融解や気温の上昇に伴う海水の膨張により、

1901年から2010年までの約100年の間に

19㎝海面が上昇したそうです。

 

南極の氷床の表面積は地球全体の10%を占め、

地球上の氷の約9割は南極氷床で、

ヒマラやパタゴニアを含む山岳氷河は

南極氷床に比べると極めて少量でしかありません。

 

南極の氷が全部溶けると、

世界の海面が61.1m上昇すると言われています。

 

南極についで大きな氷塊がグリーンランド氷床です。

この氷床が全て融解したとすると

海水準は7.2m上昇すると予測されています。

 

地球温暖化による平均気温の上昇は、

21世紀中には1.8~4.0℃程度と予測されています。

 

南極の気温はとても低く、

この程度の温暖化では氷の融点(0℃)を

上回らないと言われています。

 

それでも、現在は1990年代と比較して、

6倍の速さで氷床の融解が進んでいるようです。

 

調査では、1994年から2017年までの期間における

様々な氷河、氷山、氷床の衛星データを用い、

融解した氷の量が推定されました。

 

そのデータを元に推計された氷塊の融解した量はなんと、

28兆トンにものぼったそうです。

 

このペースで氷が溶け続ければ、

海水面は劇的に上昇し、

今世紀末までに1m程度上がるのではないか

と推測されています。   (データのじかん引用)

 

 

    最後に

 

日本海側は大雪の時に、

氷山の記事はよけいに寒く感じますね。

 

真夏の暑い時期に、

まだ書き足りない続きを書こうかと思っています。

 

世界にはアラスカやカナダなど、

まだまだ、魅力的な氷河がたくさんあります。

 

2022年は、ヨーロッパを襲った

アフリカからの熱波で気温が上昇し、

アルプスの氷河の面積が減ったり、

氷の厚みが薄くなったりして、

氷河の上を歩けるツアーが中止になったりしました。

 

旅番組で氷河を見ていると、

静まり返った環境に、氷が割れ、

水面に落ちる音は氷の大きさによっては、

爆弾が破裂したような爆音になります。

 

そういう体験をしたくなる気持ちわかります・・・

自然ってなんかいいですよねぇ~・・・笑

 

貴重な時間を使って頂き、ありがとうございました。