ゲラチーの気まぐれ雑記

日々自分が思っていたことや考えたことを記録する日記

福徳岡の場の軽石の利用法について

  


当ブログにお越し頂き、ありがとうございます。

 

今回は、2021年8月13日に噴火した福徳岡の場ででた

軽石のことを書きました。

 

テレビで軽石の利用方を紹介していたのですが、

時間が経つとその時のことは忘れてしまいます。

 

反省も含めて、まとめてみました。

 

1 福徳岡の場噴火

2 軽石の利用法について

について書きました。

 

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   福徳岡の場噴火

 

2022年8月13日、小笠原諸島硫黄島の南にある海底火山

「福徳岡の場」の噴火によって噴出した大量の軽石が、

10月に沖縄本島に漂着しているのが確認され、

漁業や観光に大きな被害が出ました。

 

福徳岡の場は、日本に111ある活火山の一つです。

 

今回の噴火で新島ができましたが、

過去にも新島ができていますが、消滅しています。

 

1904年と1914年、1986年にも新島ができましたが、

短期間で海没しています。

 

今回できた新島も海没する可能性が高いようです。

             (朝日新聞デジタル引用)

 

  

 

   軽石ができた経緯

 

この軽石は、高温高圧の岩石が海中に放出され、

急激に冷やされることで作られます。

 

温度と圧力の急激な変化により岩石の中に気泡が発生し、

多孔質の物質ができるため、非常に軽く、

水に浮くのが特徴です。

 

無数の軽石が固まって漂流している「軽石いかだ」は、

海底火山が噴火するとよく見られる風景です。

 

環太平洋火山帯の一角で激しい噴火か起きても

その時はわからずに、のちに軽石いかだが現れることで

確認されることもあります。

 

多くの漁船が軽石によるエンジントラブルへの懸念で、

漁にでることが出来なくなったりしました。

 

  

    軽石漂着の経緯

 

今回の軽石漂着の経緯は次のように考えられています。

 

その後軽石は、10月4日頃、

北大東島南大東島の海岸に大量の軽石が漂着。

 

10月10頃には、喜界島に、10月15日には奄美大島に、

10月17日には沖縄本島の西側、国頭村今帰仁村の漁港に

漂着が確認されました。

 

20日以降には、

沖縄本島の各地で軽石の漂着が確認されました。

 

火山が噴火した8月、

南シナ海でモンスーンが吹き荒れていました。

これらの強い季節風によって軽石はまず、北西に運ばれました。

 

ところが黒潮韓流と貿易風によって軽石は南西へと進路かえ、

沖縄の海岸線に漂着することになりました。

 

その数か月後には北から冬の季節風が吹き始め、

軽石沖縄諸島に溜まることになたっというわけです。

 

軽石はその後どうなるかと言うと、冬の北風が夏の南風に変わる

今年6月頃まで海岸に押し寄せるか、

あるいはその前に軽石が粉砕して沈むかの

二つの可能性が高いと考えられています。

 

軽石は12月初旬に台湾に漂着し始めましたが、

予想通り、かなり小さな破片であることが報告されています。

                   (GLOBE+引用)

 

 

  軽石の利用法について

 

各地に漂着した大量の軽石は、漁業や観光に影響を及ぼす一方、

活用の模索も始まりました。

 

釉薬(ゆうやく)の材料や畑の土壌改良に使われるなど、

さまざまな取り組みが行われており、

災害廃棄物の再利用に詳しい専門家は、

「資源循環の好事例だと」と評価しています。

 

大漁に押し寄せた沖縄県では、回収された軽石が漁港などに

山積みにされたままです。

 

廃棄処分に費用がかかるため、

再利用の道が検討されていますが、

高濃度の塩分やもろさがネックとなっています。

 

ゼオライトの結晶に変える

そうした中、

神奈川県立産業技術総合研究所などの研究チームが、

軽石の表面を吸着剤などの研究チームが、

軽石の表面を吸着材に使われる

ゼオライト」の結晶に変える実験に成功しました。

 

海面に浮かべて水質浄化などに活用できる可能性があると

説明しています。

 

「実用化には企業の参入が必要だが、

 放射能汚染処理水にも使えるかもしれない」

 と話しています。

 

畑の土壌改良

鹿児島県徳之島のコーヒー農園では、軽石の塩分を洗い落とし

畑の土壌改良に使い始めています。

 

「水はけが良くなり、

 大雨で実が弾けて品質低下するのを防げそうだ」

と期待しています。

 

断熱性に着目し、焙煎小屋の壁材として活用することも

考えているそうです。

 

焼き物の釉薬(ゆうやく)

沖縄県読谷村の窯元では、すりつぶした軽石を伝統の焼き物

「壺屋焼」の釉薬に使ってみたところ、

深みのあるあめ色に焼き上がりました。

 

「想像以上にピッタリの素材」と喜び、

火山に由来することにちなみ、「マグマ釉」と命名

 

「沖縄の焼き物には過去300年間、

 サンゴやもみ殻といった土着の材料が使われてきた」

「邪魔者扱いの軽石も工芸の世界で生かすことができる」

と自身を深めています。(JIJI.COM引用)

 

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モルタルマジックがシーサーを作る

モルタルマジックという鳥取にある企業が、

独自のやり方で、軽石でシサーを作っているのですが、

詳しいことは動画あるので興味がある方は見て下さい。

 

       

     最後に

 

地震、台風、集中豪雨・・・日本は本当に災害が多い国です。

 

そして、2021年海底火山による軽石の漂着という災害も

発生しました。

 

自然災害の前では、人間は本当に無力だと思います。

 

それでも、被災された方々は、

知恵や力を出し合って乗り切っておられます。

 

ボランティア活動をされる方たちも立派です。

 

今回の記事を書いていて、沖縄の人たちって本当に

真面目で勤勉な県民性だなぁ~と思いました。

 

厄介ものの軽石を色々考えて役立てようとする熱心さには、

本当に頭が下がりました。

 

私は、ニュースを元に記事を書くことが多いのですが、

それは、世の中の出来事やしくみなどに関心や興味を

もってしまうからです。

 

世の中のことをもっともっと知りたいと思っています。

 

これからも、はてなブログの片隅で

自分が興味や関心をもったことを記録していきたいと

思っています。

 

貴重な時間を使って頂き、ありがとうございました。