当ブログにお越し頂き、ありがとうございます。
ゲラチーは動物が大好きです!ということで、
今日は動物ネタです。
仙台うみの社水族館で、2020年11月16日から、
日本最小のネズミ「カヤネズミ」を展示しています。
ゲラチーの家からは、仙台うみの社水族館は少し遠いので、
他に展示してる所はないか?探しました。
思ったより展示している所は少なかったです。
実物が見たくなった時の参考にして頂ければ幸いです。
カヤネズミとは?
カヤネズミは、ネズミ目ネズミ科カヤネズミ属に属する
小型のネズミ類の1種です。
種小名前minutusは「小さい」の意味です。
頭胴長54~79mm、尾長47~91mm、体重7~14gの
日本では一番小さなネズミです
背中はオレンジ色、腹部は真っ白といった色をしています。
カヤネズミが暮らしているのは、草原の中でも、
特にオギやススキやヨシなどの「カヤ」と称される
草丈の高いイネ科植物(イネ科高茎草本)がまとまって生えている
草原「カヤ原」です。
茅葺き屋根の「茅」はこの茅のことで、
カヤ原は河川敷や休耕田に多く、
ここがカヤネズミの代表的な生息環境になっています。
かつてはごく自然に、全国の田んぼで見られるネズミでした。
自然条件で草原ができるのは、河川や湿原、
高山や風衝地などです。
それ以外の場所では、草刈りや火入れ、放牧など、
人間の働きかけで草原が維持されてきました。
人々が生活の資源を得るために産み出された草原が、
カヤネズミにも良いすみかを提供してきたのです。
人里の環境にうまく適応して暮らしてきたカヤネズミですが、
土地開発や農業の近代化によって生息環境が急速に
悪化しています。
かつて人々が資源を守る場所だった草原は、住宅や工場に変わり
水田や畑はコンクリートや水路の普及によって、
カヤネズミの生息場所となる草地の消失や分断が進んでいます。
カヤネズミの繁殖
巣材には、主にイネ科やカヤツリグサ科の植物が使われます。
オギとススキは代表的な営巣植物です。
前歯で草をさいて、ボール状のカヤ玉という巣を編みます。
この中で、休憩をしたり子育てをします。
繁殖期は春から秋(雪の好きない地域では初冬まで)で、
ピークは秋です。
出産が近づいたメスは複数の巣をつくり、
その中の一つに子供を産みます。
他の巣は休憩場所に使われます。
雄も休憩用の巣は作りますが、子育てには全く関わりません。
カヤネズミは、イネに栄巣する際に少し米を食べますが、
イネを食い荒らしたりはしません。
イネに混生するヒエや、イネにつくバッタやイナゴも
好んで食べます。
寿命は半年から1年程度です。
天敵は多く、アオダイショウやモズ、カラス、コミミズク、
トタフクズ、イタチ、ネコに捕食されます。
小さな配慮でも守れる生息地
人間活動の影響でその数を減らしてしまったとはいえ、
カヤネズミたちは日本各地の草原で、頑張って生きています。
皆さんがお住いの地域にも、ひょっとしたらカヤネズミは
いるかも知れません。
もし巣を見つけたり、カヤネズミに出会えたら、
是非その場所を見守り続けて欲しいと思います。
草刈りをする際は、幾つかに区域を分けてローテーションで
草を刈ることで、少し刈り残すことで草地連続性が保たれて、
生息場所の孤立化が防げます。
そうしたちょっとした配慮で、彼らの暮らしをも守ことが
可能です。
カヤネズミは、良好な草地環境の指標生物とされています。
カヤネズミが生息する草地を守ることは、
草地を利用する多くの 生き物が暮らす多様性豊かな草地を
守ることにもなります。
次世代に繋ぐためにも、今ある草地を守り、
その環境の保全に努めることは大切です。 (日本自然保護協会引用)
最後に
ネズミというと、都会に住むどぶネズミやクマネズミのように、
少し怖いイメージになりがちで、苦手という方も多いと思います。
でもどうですか?この小さいカヤネズミ・・・可愛いですよね。笑
記事を読んでもらうと分かりますが、人間とカヤネズミたちとは、
ウィンウィンの関係になると思うんです。
つぶらな瞳で、『僕たちを助けて!守って!』と
訴えているようにゲラチーには見えてしまいます。
食物連鎖では、蛇や鳥など多くの動物に食べられてしまう、
底辺いるイメージのネズミたち・・・
こんな小さなカヤネズミたちも、
頑張って生きていると思うと・・・
けなげで可愛くて、守ってあげたくなっちゃうゲラチーです。
貴重な時間を使って頂き、ありがとうございました。