ゲラチーの気まぐれ雑記

日々自分が思っていたことや考えたことを記録する日記

フードドライブについて

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当ブログにお越し頂き、ありがとうございます。

今回は、フードドライブについてです。

 

1、フードドライブとは?

2,食品ロス削減推進法について

3,フードバンクとは?

4,フードバンクのメリット

について書きました。

 

   フードドライブとは?

 

フードドライブとは、主に家庭で使わない、使いきれない未使用食品を持ち寄り、

寄付する活動を言います。

 

「ドライブ」とは、寄付という意味です。

 

寄付されたものは、

フードバンク団体や地域の福祉施設・団体などに寄贈する活動を言います。

 

スーパーの入り口や自治体のお祭り・フェスタなどで、

食品を持ち寄るためのコーナーを見かけるようになってきましたが、

まだまだ認知度は低い感じがします。

 

youtu.be

 

   ファミマのフードドライブ

 

株式会社ファミリーマートは、2021年9月で創立40周年を迎えました。

 

40周年に向けたチャレンジとして、「40のいいこと!?」の

取り組みの一つとして、2021年4月から「ファミマフードドライブ」

を開始しました。

 

地域の自治体やNPO法人などの協力パートナーを通じて、

支援が必要な方々に提供する取り組みです。

 

「ファミマフードドライブ」の実施店を全国で拡大していくようで、

2021年10月25日現在で、1都1道29県で641店舗で展開しています。

 

ファミリーマートはこの活動をすることで、食品ロスの削減に繋げたいようです。

 

それは、令和元年10月1から施行された「食品ロス削減推進法」により、

企業は取り組みを求められているからです。

 

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   食品ロス推進法について

       食品ロスの現状

 

環境省農林水産省が発表した最新(2018年)の食品廃棄物及び食品ロスの発生量は、

600万トンと発表され、前年度より12万トン(2%)削減されました。

 

3年間連続の減少で、過去最も少ない値となりました。

 

年間600万トンの内訳は、家庭系が276万トン、事業系が324万トンで、

割合は仮定形が46%、事業系が54%でこの割合は前年と変わっていません。

 

事業系の内訳は、

食品製造業 126万トン

外食産業  116万トン

食品小売行  66万トン

食品卸売業  16万トン  の順になっています。

 

    食品ロス削減の日

 

食品ロス削減推進法により、10月は食品ロス削減月間で、

10月30日は「食品ロス削減の日」と定められたことを受けての

消費者目向けの啓発活動です。

 

日本は、食料を大量に生産し、輸入しているにも関わらず

多くを廃棄しています。

 

大量の食品ロスが発生することで、食品ロスを含めた多くのゴミが発生するため、

その処理に多額のコストがかかり、また可燃ごみとして燃やすため

CO2排出や焼却後の灰の埋め立てによる環境負荷もあります。

 

経済観点から見ても、食品を輸入に頼る一方で多くの食料を廃棄するという

無駄が発生しています。

 

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     食品業界の現状

 

日本国内での食品業界、特に流通系において独特の商習慣があり、

食品ロス削減の推進に当たって一つの厳しい現状があります。

 

それはいわゆる「3分の1ルール」という商習慣です。

 

これは製造日から賞味期限までの品質保持期限を3分割し、

それぞれの期限を超過すると廃棄扱いにしてしまうというもので、

食品メーカーから小売店舗に届くまでの「納入期限」、

売店から消費者の手に渡るまでの「販売期限」、

消費者が食べる期限としての「賞味期限」の3分割設定です。

 

経済産業省はこの3分の1ルールの談話方針を出しましたが、

なかなか浸透していかないのが現状です。

 

この食品ロスの取り組みは、欧米が先行しています。

日本よりも先に食品廃棄物の削減を定めた法律を作っています。

 

アメリカ、イギリス、デンマーク、スペインなどでは、

余った食品・食材を必要な家庭や貧困層に渡す

「フードバンク」、「専門スーパー(食品廃棄物)」などの樒を作り、

国・自治体・企業が食品ロス削減に積極的に取り組んでいます。

                    (ビューローベリタス引用)

 

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   フードバンクとは?

 

フードバンクとは、主に企業や農家などから発生する、

まだ十分に食べられるのに余っている食品を寄付してもらい、

食べ物を必要としている施設や団体、生活困窮者の人に

無償で届ける活動のことです。

 

賞味期限が近い食品や、規格外食材が集まります。

 

フードバンクでは、食品の収集・保管・管理・配布なでの

一連の活動全般を行います。

 

集められた食品は、児童養護施設の子供たちや、DV被害者のためのシェルター、

路上生活を強いられている人たちに、無料配布されています。

 

令和元年に施行された「食品ロス削減推進法」により、

企業や農家にとっては寄贈しやすい環境が、

またフードバンクの活動に国が支援する仕組みが整ってきました。

                         (ロスゼロ引用)

 

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   フードバンクのメリット    

 

      受け取る側のメリット

1 食費の節約

フードバンクの食品で支援を受けられれば、養護施設では浮いた費用を

本や遊具、学費などにあてることができます。

 

母子支援施設では、浮いたお金を貯蓄に回すことで、

自立支援に繋げられます。

 

2 心身の充足感

お腹がすいていると物事に集中できず、

勉強やいろんなことに弊害が出てきます。

 

お腹が満たされれば、心身の充足感が得られ、集中力を増すことができます。

 

3 食育の面

食の楽しさ、大切にする心が養われます。

 

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   提供する企業側のメリット

 

1廃棄コスト・環境負荷の削減

企業は廃棄コストを削減できます。

 

廃棄する場合、運搬費や処理費がかかる上、

リサイクルする場合は分別の手間もかかります。

 

食品を提供することで、手間や費用を削減することができます。

 

食品を捨てなければCO2も排出せず、地球温暖化にも役立ちます。

 

2 従業員のモチベーションアップ

食品は人に食べてもらうためにつくられます。

 

食べられる食品を捨てないで寄付することで、

従業員は社会に役立っているという意識が生まれ、

自分の会社に対して誇りを持つことが出来ます。

 

3 社会貢献活動の実施

社会貢献として、CSR活動(企業の社会的責任)にも

積極的に取り組む企業あることをアピールすることが出来ます。

 

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      行政のメリット

1 食品廃棄物の削減

フードバンクを活用することで、食品廃棄物の削減に繋がり、

環境負荷低減の効果が期待出来ます。

 

また、自治体が持っている備蓄食品を入れ替える際には廃棄せず、

寄付に回せば行政自身で食品ロスを削減できます。

 

2 財政負担の軽減

フードバンクの食料支援によって、生活困窮者の方々の

就労支援に繋がる可能性も生まれます。

 

そうなれば、福祉予算の削減に繋がります。

 

3 地域の活性化

行政と民間が連携し、色々な世代の人たちに、

フードバンクのボランティア活動に参加してもらうことで、

地域の活性化に繋がります。 (フードバンク北九州ライフアゲイン引用)

 

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    最後に

 

それにしても日本は多くの食品を廃棄してますね。驚きます。

それに企業の「3分の1ルール」は良くないです!

 

こういう悪しき習慣は、早く改善して欲しいですね。

 

ファミマの取りくみは身近な所で行うことで、

寄付する側にとって寄付が行いやすく、良い取り組みだと思います。

 

他のコンビニも行うべきですね。

残念なことにゲラチーのうちの近くのファミマはまだ行っていません。

 

こういう取り組みは広く浅く行うことで、集まりやすいと思います。

税金と似ていますね。笑

 

沢山でなくても、一つ一つが大きな山になります。

買ったけど食べる気がしない、レトルト食品や缶詰などはありませんか?

 

そういう物を持ち寄って協力したいですね。

賞味期限が長いお菓子なども良いですね。

子供たちが気に入ってくれるかもしれません。

 

心の何処かに困っている方々がいることを忘れないでいたいですね。

自分には何ができるか?自問自答してみます。

 

日本の子供の7人に1人は貧困だと言われています。

 

お腹がすいているのに食べるものがない辛さ・・・惨めな想い・・・

子供たちにそういう思いをさせたくないですね。

 

そういう想いは、自己否定など人格形成に良くない影響を及ぼします。

子供たちが今いる環境は、子供たちの責任ではありません。

 

子供たちは自分が置かれた環境を受け入れるしかないのです。

そういう世の中にした大人の責任です。

 

貴重な時間を使って頂き、ありがとうございました。

 

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