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今回は重機ボランティアについてです。
近年、今までにない集中豪雨や大方化した台風により、
甚大な被害が出ています。
大規模災害が、いつどこで起きてもおかしくない状況になっています。
そんな中、被災された方がを助けたいと全国から駆け付けられる
災害ボランティアの方々のお気持ちには、頭が下がります。
大勢の手作業のボランティアの方々に交じって、重機ボランティアの
方々の活躍も広がっています。
そんな重機ボランティアについて書きました。
災害現場の現状
重機ボランティアについて
ボランティアの歴史
災害現場の現状
「災害大国」日本に災害を専任する省庁はありません。
現在は内閣府が担当していますが、各省庁からの出向で構成されるため
期限がが切れれば異動になるため、災害ごとのノウハウが構築されない
問題点が指摘されています。
現場で対応し、そのフィードバックを上げ続けているのが
ボランティアからなる支援団体です。
専門性を持つ団体ほど俯瞰して活動を捉え、「自分たちがやりたいこと」ではなく
「何がやるべきこと」かを見極めることが必要なようです。
緊急時であれば、重機よりも炊き出しが必要な時もあります。
技能や機材はあくまでツールとして、地域の住民、生協、行政と連携し、
自分たちが去ったあとのことを考えながら活動されています。
令和2年7月豪雨ではコロナ禍での災害になり、各地でボランティアの
募集が限られました。
専門団体の移動にも制約がかかり、行動履歴の徹底、
自主隔離後のPCR検査を行い現地入りされました。
個人や企業からの寄付金も経済の悪化により減少し、
支援団体の活動費も逼迫しています。
今も被災地は各地に存在し、そこには復興に向かう住民と、
活動されている災害ボランティアの方々がおられます。
(alterna引用)
重機ボランティアについて
重機ボランティアとは、文字通り、
重機を使って災害時にボランティア活動をすることです。
重機を使用して復旧作業を行う民間業者とは、
立場が違います。
重機を使用して復旧作業を行う場合、
当該地区の現場責任者と意志の疎通を図らなくてはなりません。
一般ボランティアによる活動が無駄なく発揮できるように、
サポートします。
何よりも効率よりも安全を優先に活動します。
TBSNEWSで重機ボランティアの方々を紹介していました。
東日本を中心に甚大な被害を出した台風19号災害から2年。
当時の支援活動の経験を活かし、
全国を駆け回って重機ボランティアをされている、
僧侶の林映寿(えいじゅ)さんです。
長野県北部の小布施町、浄光寺の副住職を務められています。
僧侶のほかに、災害ボランティア団体の代表という顔を持っておられます。
2年前の千曲川の堤防が決壊した時に、復興活動にあたられました。
泥の片づけなどを人の力で行うことに限界を感じられたようです。
この経験から、2か月後に重機の資格を取得されました。
寺の近くに操縦を体験できる施設もつくられました。
重機の資格を2日で取れるように講習を行っておられます。
(TBSNEWS引用)
ボランティアの歴史
「volunteer」という英語は、明治の終わりから大正時代にかけて
日本に紹介されたと言われています。
国語辞典『広辞苑』に「ボランティア」という語が初めて掲載されたのが、
1969年の第2版からだったことから、広く一般市民に知られるようになったのは
1970年代以降と思われます。
しかし、その当時は、「善意」「善行」「奉仕活動」といった、
本来の意味とは少し異なる翻訳で置き換えられることも多く、
一部の奇特な人、変わり者が行うというイメージが強くありました。
ボランティア(volunteer)の語源は、ラテン語の「volo(ウォロと読む)」だそうです。
これは、「自分から進んで~する」「喜んで~する」という意味があります。
つまり、自発性がそのもっとも中心となる性格だということです。
「ボランティア」という言葉は、
17世紀の中頃からイギリスで使われ始めたのですが、
それは「自営団(自分たちの区域を自分たちで守る)」
「義勇兵・志願兵(徴兵や職業ではなく、実時から手を挙げた)」
の意味でした。
日本では、言葉が紹介去れた時に正確な日本語訳がつけられず、
のちに「奉仕活動」という本来の意味とは少し異なる訳語が
使われるようになったことから、自発性よりも善い行いという
捉え方が広がってしまいました。
そこから、ボランティアと言えば福祉分野という偏ったイメージも
生まれたと思われます。
1970年代までは若者が活動の中心でしたが、
1980年代に入ると中高年の女性の参加が広がりました。
1995年の阪神・淡路大震災を一つの大きな契機として参加層は、
学生、会社員、退職者など多様な層に拡大しました。
2011年の東日本大震災においても、
全国調査から約200万人がボランティア活動をしたと推測されています。
(避難者生活支援・相談センター引用)
最後に
地震に台風、集中豪雨と日本は本当に災害が多い国です。
「こども庁」もそうなのですが、子供に関することが各省庁に分散されていて、
迅速に行動に移せないように、災害も各省庁に分散されています。
台風や集中豪雨は、今後も災害は大型化することを考えると、
「災害庁」のようなものが必要だと記事を書いていて思いました。
災害現場で重機をよく目にしますが、公的なものだと思っていました。
その中に、ボランティア活動をされている重機もあったんですね。
知りませんでした。
ボランティア活動をされる方々がよく口にされるのは、
困っている方々を笑顔にしたいと言われます。
素敵ですよね。
困っている方々の痛みに寄り添い、助けたいという志・・・
人って、自分の為に頑張れるタイプと、
人の為に頑張れるタイプに分かれると思います。
勿論、両方兼ね備えた方々も沢山おられます。
ボランティア活動をされている方々は、人の為に頑張れる方々ですね。
困っている方々の手助けをしたい、笑顔にしたい、
そんな思いがある方々ですが、更に重機ボランティアの方々は、
そのために重機の資格まで取られています。
ゲラチーから見たら、神々しい光を放つ神に見えます。
被災された方々の為に、時間を使って現場まで行き、身体を張って
ボランティア活動をができるなんて、凄いです!
今後の重機ボランティアの方々の活躍に期待します。
被災された方々には、
自分ができる気持ちの寄せ方で応援できればよいと思います。
寄付というのも一つの気持ちの寄せ方だと思っています。
貴重な時間を使って頂き、ありがとうございました。