当ブログにお越し頂き、ありがとうございます。
少子化の記事も書くことが多くなって、
4記事目になってしまいました。
前回の記事で、少子化対策に成功した国のことを紹介しました。
成功した国と日本とは色々な点で違いがあるので、
一概に真似をすれば良いということではないと思います。
ただ、子どもの数が極端に少なくなると、税の負担が増えます。
大人は、子どもたちに少しでも明るい未来を
提供する義務があるのでは?と思います。
それにはどうしたら良いのか?そんなことを考えたりします。
若者の中流転落不安
親と同居していて結婚していない若者たちは、
「自分たちの親より生活水準が落ちるリスクがあるような
結婚・出産はしようとしない」ということもあるようです。
日本人は、目前のリスクを回避する傾向がとても強い。
夫の収入が少ないと子どもに十分な教育環境を与えて上げられない。
共働きをしようにも、正規雇用は少ない。
それがコロナ禍によって、リスク回避意識が
さらに拡大するのではないかと懸念されています。
日本の若者たちが恋愛や結婚をしない理由は、
個人差はあると思いますが、だいたい分かりました。
ではどういう少子化対策をとれば良いのでしょうか?
2020年少子化対策大網
2020年5月、安倍内閣のもとで、少子化対策大網が発表されました。
基本的な考えの中には、「結婚支援」の必要性があり、
若者の経済的な不安を失くすことも謳われています。
しかし、具体的な取り組みをみると、ほとんどの施策女性の共働き、
両立支援に集中しています。
施策は欧米型であり、
配偶者やパートナーがすでにいる人への支援が中心です。
両立支援は確かに必要ですが、それだけでは十分ではありません。
結婚支援については、1項目だけ、
「自治体や商工会等の結婚支援の取り組みへの支援」と
記載されているのみです。
結婚後の住宅入居支援などが打ち出されています。
結婚した人を前提とした対策では、
若者の将来を生活不安を解消するにはほど遠いようです。
若者が将来の生活のリスクを感じることなく、
自分の子どもを自分が育った環境以上の環境で育てられる状況を
速やかに整える必要があるようです。
それを確信して初めて、恋愛や結婚に踏み切ろうと思う若者が
増えるのかも知れません。
例えば、
男女交際の活性化への支援や奨学金返済の半額免除、
第二子以降の大学授業料の無償化、
子育て世帯には最低保証収入を設定し政府が不足分を出す
などの思い切った、かつ若者に対してインパクトある
政策プランが必要なのです。
(政策シンクタンクPHP総研 中央大学教授山田昌弘氏記事引用)
最後に
男女交際の活性化
山田教授は、『日本人は目の前のリスクを回避する傾向がとても強い』
と言われておられます。
それには、若者が将来の生活のリスクを感じなくても良いを環境を
整えることが必要なのかも知れません。
そうすれば恋愛や結婚・出産に踏み切ると・・・
そのためには、思い切った、
インパクトのある政策が必要だと言われておられます。
2020年少子化対策大網では、結婚については1項目だけ、
「自治体や商工会の結婚支援の取り組み支援」
と記載されているだけです。
今はコロナ禍ですが、
収束した時には、どんな結婚の支援をすればよいのでしょうか?
街コンを設定したり、適齢期の男女にお見合いをすすめたりでしょうか?
出会いが少ない環境にいる場合今は、
恋愛も結婚もアプリを使って相手探しをすることもできます。
婚活アプリで結婚したという話も、普通になった気がします。
ゼクシィのアンケート調査では、パートナーとの出会いは、
やはり、職場や学校が多いと言う結果がありました。
案外、運命の人は身近にいて、
ただ本人が気が付いていないだけなのかも知れませんね。笑
身近な人の優しさに触れたり、相手に好意をもつ瞬間があったりして、
誰かに恋をすることもあります。
後悔をしない恋愛をするには、
自分の気持ちに素直に従えば良いのではないかと思います。
その結果、恋が成就してもしなくても、誰かを好きになれた自分を
誇りに思うことが大事なのかなと思います。
恋愛・・・中々思うようにいきませんよね。
失恋した時は、もう恋なんてしたくないと思っても、
気が付くと好きになってたりしてて・・・笑
同棲と結婚
産まれてくる子どもの半分以上が婚外子です。
それは、法律の上でも摘出子と婚外子の差がないこと。
世の中も摘出子と婚外子を差別しない土壌があります。
日本では、婚外子を産みやすい法律も土壌も整っていません。
先ずは、法の整備が必要かと思います。
日本では恋愛の次は、順序として結婚という形をとるのが普通です。
同棲は、無責任な形のように言われることもあります。
それは、男性が女性に対してに
責任をとるという形や風習があるからかもしれません。
しかし、結婚は毎日の日常の積み重ねです。
生活する中で、付き合っていた時とは違う相手の一面が
見えたりします。
神経質な人なら、
どうにもそれが我慢できない・・・なんてこともあるかもです。
戸籍に✖を付けるくらいなら、同棲はありだと思います。
一緒に住んでみてわかることもあります。
近年は、ひとつくらい✖が付いていても、
昔ほど特別視はされなくなりましたけどね。
カップルがどんな形をとるかは、
もっと自由に選択できる世相があると良いなと思います。
出産
女性が子どもを産みたいと思う選択ができる法の整備はが必要です。
そして、その選択をした女性を受け入れる世の中も必要です。
日本は、いつになったら、そうなるのでしょう・・・
子どもはどんな形で産まれて来ても、
扱いは平等でなければいけないと思います。
フランスの出産にかかる費用が、全て無料なのは良いですね。
これは是非日本でも採用して欲しいです。
始まりは、そこからだと思います。
育休の環境
少子化に成功している国では、
パートナーの育休や手当などが手厚いですね。
日本は確かに育休の仕組みはありますが、取りにくい職場環境にあります。
経団連の中西会長がわざわざ声かけをするほどです。
どうしたら職場が育休が取りやすい雰囲気になるのでしょうか?
それは、みんなで育休を取れば怖くない・・・これしかないでしょう!笑
子ども庁を創設してもらい、子どもに関わる環境を整えて欲しいです。
女性でも生涯子どもを一人も出産しない方もおられますが、
一人で2人以上産まれる方もおられます。
女性のほうも色々な事情があるので、
何人も産んで下さる方には手厚い待遇をして欲しいです。
フランスのように産んで下さる方には日本でも産めば産むほど、
家族の待遇が良くなる政策は良いと思います。
子育てはお金がかかる
日本では、子どもを育てるにはお金がかかると言われています。
フランスは高校までは原則無料は良いですね。
日本でも幼稚園、保育所、認定子ども園などが、
3歳から5歳までの全ての子どもたちの利用料が無料になりました。
0歳から2歳までの子どもについては、
住民税非課税の世帯を対象に無料になりました。
高校の無償化は受給資格を満たせば、授業料が実質無償になります。
受給資格を得るには、日本に住所があることが前提で、
保護者の所得には条件があります。
子どもを育てるにはお金がかかるという点も、
徐々に改善されつつあります。
消費税が高いことでも知られています。
スウェーデンが25%、オランダが21%、フランスが20%となっています。
日本の子どもの政策を手厚くするには、
もしかしたら、消費税が多少高くなる可能性はあります。
女性の精神的、経済的的自立
少子化問題に大きく関わる一つとして、女性の産む権利があります。
少子化の一つのカギを握っているのは、女性です。
社会的には、女性は非雇用の立場になりがちな環境にあり、
経済的に自立出来ている方は、少ないのかも知れません。
誰かに頼る生き方は、頼る人の環境に左右され、
自分らしく生きる生き方を得られなくなりがちです。
精神的、経済的に自立出来ていれば、
自分の気持ちのままに、産む産まないの選択ができます。
それプラス、日本の子育ての環境が整えば、
少子化は少しは改善されるのではないでしょうか?
貴重な時間を使って頂いて、ありがとうございました。